8日に行われた藤井聡太六段と師匠の杉本昌隆七段の公式戦初めての師弟対局で、藤井六段が千日手で指し直しの後、111手で勝利しました。
対局後のこの二人の表情、とってもいいですね。
ドキュメンタリー番組などでもたびたび取り上げられてきた二人の師弟関係が、再びニュース番組でもクローズアップされてました。
試合後のこちらのインタヴュー。
感無量という感じの師匠に、こちらも目頭が熱くなりそうです。
お互いに感謝、お互いに敬意を抱き合っていて美しいデス(涙)
『負けたのは残念ですが、でも今日という一日は素晴らしかった。藤井六段にお礼を言いたい。』と述べた杉本七段。本当に絞り出すような声でのコメント、心動かされましたよ。
そして自分の師匠だった板谷進九段を思い出しながら『師匠は私がプロになる前の19歳のときに亡くなり、公式戦での対局はかなわなかった。形を変えて、師匠という立場だが藤井六段と対戦できたのはうれしかった』とも述べていて、そんな思いを重ねていたのか、と知ることに。
これをうつむき加減で聞いていた藤井六段が
『奨励会時代からたくさん教えていただき、公式戦で対局することができたのは本当にうれしい。さらに活躍していかねばという思いです』
と返した言葉にも感動です。二人の師弟の結びつき、美しきかな、です。(涙)
インタヴューに答えた後、2人は余韻を楽しむように、笑顔で1時間以上も対局を振り返っていた、とのこと。いや~、その余韻がこれらの写真に表れています。感じられます。
並はずれた才能を持った弟子を引き受けた師匠。その弟子の成長が楽しみで、可愛くて仕方ないという師匠の気持ちが、言葉にもその表情にも溢れていました。
で、棋譜を貼っておきます。
あそこでもう投了?と素人なので理解できず(*_*;
投了後の解説を親切にしてくださるこちらを見つけました。
とっても助かります。ありがとうございます(*^_^*)
この日のニュースをまとめてくださっている人がいました。
杉本昌隆七段が自ら対局を振り返って解説しているこちらを追加しました。
『これからも後ろから見守る姿勢』と述べている杉本七段、素晴らしい師匠です。
藤井聡太六段は連勝をこれで14に伸ばしました。
3回戦では井上慶太九段(54)と対戦するとのこと。
次は来週の順位戦ですか。楽しみにしています。