The Fool On The Hillside

子は巣立ち、仕事も減り、始めた趣味の水彩画。記録しておこう!と始めたブログです。

藤井聡太四段:C級1組へ昇級、中学生初の五段へ

 

藤井聡太四段が、この寒い雪模様の東京で、将棋会館でまた新記録。真冬でもニュースに事欠きません。

順位戦C級2組の9回戦で梶浦宏孝四段に勝利し、9戦全勝となり、この時点でC級1組昇級が決まりました。それと同時に五段にも昇段です。中学生で五段となるのは藤井四段が初めて。またまた新しい記録を打ち立てちゃいました。すごいですね!

  

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 入室してから対局開始までの張りつめた空気の対局室。

 

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 youtubeでは削除されてしまいましたが、カメラマン、報道陣の数がすごく多くて、 読んだ記事によると、テレビカメラ8台、報道陣約30人もいたらしい。

最後まで部屋に残って写真をバチバチ取って居残っていた人、何か特別の許可をもらった人か何か?ですか。集中を削ぐので、早く出て行ってあげたらいいのに。

 

後手番の藤井四段は、カフェオレをコップに注いで一口飲んでから2手目を指しました。お茶でなく珍しくカフェオレ・・・と沢山のコメントが流れてましたね。

 

 

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話題の勝負飯。ランチは生卵付きカツカレー。生卵が話題になっていました。

これは力が出そうです。

 

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夕食はざるそば。軽めですね、こんなんで足りるの?って心配。外は寒いのにね~。

梶浦四段は上寿司でしたね。

 

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私は夜9時半過ぎ頃からAbema TVをライブ観戦。長考の間を持たせる解説者の方達、色々工夫してて大変ですね。質問に答えたり、棋士の一週間を紹介したり。

 

 

 

なんだか、この『ひふみんアイ』がちょっと物議をかもしているとか。マナー違反だとか。そうなんですか。後ろで息抜きしているみたいにみえるけど^^そんなことないか。

でも、こんなに遠くて相手の盤上が見えるのでしょうか。目もいいんですね^^

 

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 因みに相手が席を外している時なら、問題ないらしい。

『ひふみんアイ』に関しては、特にハッキリしたルールは決まっていないようです。

 

 

 

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梶浦四段はとてもお行儀良い正座で、時々ほっぺを触りながら真剣に考える姿が可愛らしい^^(スミマセン;大人男子に向かって可愛いはないですね)

 

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藤井四段、相当お疲れの様子。梶浦四段長考中のワンシーン。

 

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六7銀がバシっと打たれ、いよいよ来た!というシーン。

 

 

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97手目、評価値がすごいことになってました。

 

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 梶原四段は最後までお行儀が良いです^^。

 

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youtubeを貼りました。

終盤から勝利を決めた瞬間まで。削除されないことを願いつつ。

 

 

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 念のため、もうひとつ貼っておきましょう^^。

  

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小林裕士七段による初手からの解説も残します。

 

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昇級、昇段が決まった後の記者会見。

13時間にも及ぶ対局後に深夜記者会見。中学生棋士にとっては大変な重荷じゃないですか。でも藤井四段(五段)いつものように立派に受け答えていました。

 

  

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 ローカルTVのニュース。

 地元瀬戸でのお祝いの様子が知れました。

師匠の杉本七段からもコメント頂いています。

 

 

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杉本七段先日、本を出されましたね。

それとは別に、朝日新聞に載っていたインタヴュー記事を読みました。とても興味深く杉本七段の指導者として素晴らしさが出ていたので、一部抜粋しておきます。

 

杉本七段自身、板谷九段の弟子時代、先輩との人間関係に疲れた時代があったそうで、自分と弟子、また弟子同士の関係を、良好に保ちたいという思いがとりわけ強いそうです。なので門下生同士の関係はとても良いらしい。

 

弟子としての藤井『五段』について

『藤井は棋士に必要な直観力と大局観を持っているのに加え、驚くほど負けず嫌いです。将棋の天才と呼ばれる子の多くはどこか淡泊なのですが彼は違う。あからさまに勝ちにこだわるし、たまに負けると死ぬほど悔しがる。まさに勝負師。棋士に一番大事である闘争心も備わっています。必ずプロになると確信していました。

私は日頃から指導者として自分の考えを弟子に押し付けないようにしています。藤井の才能をむしばむようなことは一切したくなかったので、彼が入門した当初は、プロの先入観や固定観念を植え付けないよう、あえて意識的に対局しないようにしていました。』

指導者としての姿勢は

『私自身も一人の棋士えあり、プロとしての信念は持っています。しかし弟子と接する時は信念を取り払い柔軟な心で接するようにしています。「それは違う」と思う弟子たちの行動も頭から否定せず、「自分だったらこうするけど」というぐらい。違う考えがあることを理解してくれたらそれで十分、その子の成長につながります。

同じ目線に立ち、一緒に将棋を楽しむことも大事にしています。将棋の良いところは将棋盤の前では年齢や段位関係なく対等になれること。弟子が悩みを抱えているなと思ったら、まず将棋を指して話を聞くようにしています。藤井だけでなく弟子たち全員が自分の将棋が強くなることに専念できる環境を作る。それが師匠としての私の務めだと思っています。』

 

 

そういえばプロ初戦となる『ひふみん戦』前に何を着て対局に臨むか、藤井四段に尋ねられた時『僕なら学生服着るかな、なかなか経験できないことだから』などとアドバイスしてくれてましたね。昨年連勝記録が途切れ少し元気がなかった藤井四段を大相撲観戦に誘ったり。良い師匠に恵まれてすくすくと才能を伸ばせた、とも言えるのですね。よかった、よかった^^

 

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さて来週は立春寒波がやってくるそうで、まだしばらくは寒い日が続きそうです。

17日羽生永世七冠との対局まで、さらに2試合が待ってるそうで、ますます目が離せませんデス。