藤井聡太六段、今日入学式でしたね。おめでとうございます。
日本将棋連盟を通してのコメント読みました。
「これからの3年間は非常に大切な時期だと思いますので、いっそう気を引き締めて精進していきたい」
藤井六段が語ると、本当にそうなんだろうな、と感じてしまう。
誠実で真摯に将棋と向き合う姿勢に、いつもひれ伏したくなります(*^_^*)。
立派といえば6日付け朝日新聞への寄稿文、自分の棋力向上の理由を自ら分析した文ですが、これがまた素晴らしい分析でして。文章力にもひれ伏します。
分析部分に絞り、かいつまんで載せたいと思いました。
昨年度は順位戦昇級、朝日杯優勝という結果を残すことができた。・・・
と昨年度の実績を挙げる文で始まり、
望外の結果を残せた要因を挙げるとすれば、序中盤の指し手の精度が向上したことが大きいのではないかと思う。
として、以下自己分析部分となっています。
三段に昇段する頃までは、詰将棋とネット対局を中心とした勉強をしていた。しかし序盤がなかなか上達せず、そこで形成を損ねるケースが多いことに悩んでいた。
悩んでいたんですね。
そんな中で、将棋ソフトを使い始めたことが一つの転機となった。ソフト同士を対戦させてみると、序盤から今まで見たこともないような局面に展開していく。そして一見奇異に映る配置でも、しばらく考えると、それなりの理由があるのに気付かされることも多かった。
このことを契機に将棋の奥深さ、おもしろさを再認識でき、実戦においても自分の指したい手を自信を持って選べるようになった。
また、序盤におけるポジショニングの感覚も、この頃から徐々に磨かれていったように感じる。
ソフト同士を対戦させるって・・・そういうことが出来るのですか・・・
難し過ぎてついて行けないですが、でも人間の発想を超える新展開を見せてくれたのだろうなぁ、というのは何となく読んでとれました(*_*;。
ソフトによる、既存の常識にとらわれない将棋に触れたことは、自分にとって有益だったと確信しているが、一方でソフトを使うことはリスクをはらんでもいる。ひとつ間違えば、思考そのものをソフトに委ねて、自ら考えるのを放棄することになりかねないからだ。
これからもソフトの価値観を取り入れつつ、自分の読みも大事にしていきたいと思う。
と自身を戒め、上手くソフトと自分を融合させて進む決意でした。
最後に
将棋の可能性は尽きない。自分の可能性を信じて、試行錯誤しながら強くなっていきたい。
と締めくくっていました。
読書家で、その上毎日、新聞を一面から隈なく読んでいる、とは聞いていましたが、文章表現力素晴らしくて、今すぐにでも本が出せそうデス。
昨日は朝からこの記事を読んで、ボーっとしちゃいました(*_*;
ところで・・
明日8日から、藤井六段のこれまでの歩みと将棋との関わりを他の棋士の姿と共に描く連載『大志 藤井聡太のいる時代』が朝日新聞日曜版で始まるそうですね。
連載開始を楽しみにしています。
===================================
ここで 中学生、藤井六段の29年度の成績をまとめておきますと:
☆対局数73、勝数61、勝率8割3分6厘、連勝29と記録4部門全てで1位を独占
☆将棋大賞では、将棋最優秀同等の特別賞の他、新人賞も受賞
驚異的なデビュー年となりました。すごかったです。
詰将棋解答選手権で、驚異の4連覇も達成しました。
そして29年度、中学生として最後の対局。
井上慶太九段に敗れ、連勝は16でストップ。
公式戦通算成績は71勝12敗となっています。
==================================
新年度初の対局が5日に行われ勝利しました。
対局相手は昨年10月に4段昇段を果たした古森悠太四段。
古森四段とは2月に新人戦で一度対局していて、今回2度目の対局。
次は4月10日阿部光瑠六段との竜王戦。
東京将棋会館での対局なんですね。あそこに来るんですね。
スケジュールが合えば、一度くらいは生藤井六段に遭遇してみたいものです^^。
↓
↓
↓
実家へ帰った4月2日、桜の季節にまた千駄ヶ谷の鳩森八幡宮と将棋会館へ寄ってきました。
境内は整備が進んで益々きれいになっていました。
桜の時期に来たこと、あったかしら。何本か桜の木があり満開状態。
桜の木の下でランチを楽しむ人達がチラホラ。
富士塚 も桜や雪柳に彩られていました。
富士塚登り口にも濃い目のピンクの桜。
将棋堂の前はひっそりとしていました。
隣りの将棋会館は深閑としていて、春休みだというのに子供の姿も見えません。
もっと賑わっているかと思っていました。
一階将棋グッズ売店でまたファイルを買ってしまいました。
それに将棋消しゴムと将棋ベッコマ飴も。
将棋消しゴムは各駒揃っていましたが、藤井四段が『好きな駒は、あえて言えば角』と言っていたので『角』に。
また表に『王将』とデカデカと書いてあるのは将棋ベッコマ飴。加藤一二三先生ご推奨付きで^^、未開封なのですが、将棋の各駒の形をしているそうです^^。思わず買ってしまいました。
この将棋ベッコマ飴について、羽生理恵さんのツイートを見つけてしまった!
によりますと:
理恵さん説明の棋士たちの絵、袋の裏側に描いてありまして、ひふみんと羽生永世七冠はすぐにそれと判別出来たのですが、他は大山名人、舛田名人、・・かな
紫のネコは天彦名人・・とはちょっと分からず・・誰か考えるのも楽しい。そのうち藤井六段も登場するでしょうか。
次のスケッチ会に持って行って舐めながら描こう、なんて思っています(*^_^*)