The Fool On The Hillside

子は巣立ち、仕事も減り、始めた趣味の水彩画。記録しておこう!と始めたブログです。

藤井聡太七段:王座戦ベスト4に進出!

昨年12月、逆転負けをしてとても悔しい思いをした深浦九段との一戦。

今もあの悔しがり方は語り草になっています(*^_^*)が、その深浦九段との公式戦第2戦となる王座戦挑戦者決定トーナメントが東京の千駄ヶ谷にある将棋会館で行われました。

  

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120手で深浦九段に勝利し、準決勝に駒を進めることに!

 

 

 

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タイトル初挑戦まであと2勝です。

 

 

 

仕事を終え、AbemaTVへ行くともう最終盤で藤井七段が優勢のようでした。

ただ昨年の逆転負けがあるので、最後まで慎重に時間をとって指している様子でしたね。

AbemaTVの解説の人達は『どう詰ませるのかな、藤井さんの解説は大変だ。解説者泣かせだ。。。』みたいなこと言い合っていて、わいわい騒いでました(>_<)。ずーっと先を読んでしまうので、解説者の力量まで問われちゃいます。罪つくりな高校生ですよね(*^_^*)

 

 

 

 

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対局後のコメント:

「序盤から一手一手が難しい将棋でした。ここまで来たので次の対局も頑張ります」

 

頑張ってください!応援しています!

 

 

で、準決勝の相手は斎藤慎太郎七段と決まりました。

対局は7月6日(金)、もうすぐやって来てしまう。

 

 

 

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千駄ヶ谷将棋会館へ来るのだと知って、実家に何か用事を見つけて会館まで出掛けて行こうかしら、などと思ったのですが・・・思いとどまりました

いつか仕事が無い日と重なる日があったら、出掛けて行って、対局中の将棋会館の雰囲気を感じたいな~って思います。

 

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6月5日、石田五段との竜王ランキング戦から深浦九段との王座戦までの間にも、いくつか藤井七段のニュースがありました。

 

ひとつはこちら。

6月10日に『藤井聡太七段・昇級昇段を祝う会』が名古屋市で行われ、それに先立ち杉本七段と一緒に記者会見に臨んだそうで。

その時に発した言葉が

『ソフトより人間の方が深く読める』

藤井七段が呟くと、哲学者のことばのように響きます。

 

 

新聞記事から抜粋して記録しました。

棋士としてタイトルを目指していきたいと強く思っています。

棋士になった頃は遠い遠い目標でしたけど、距離を縮められた部分があります。力を付けて目指していきたいです。純粋な探求心を忘れず精進していきたいです。』

 

そして5日の竜王戦ランキング戦5組決勝で石田直裕五段に勝利した際、終盤で指した絶妙手「△7七同飛成」に将棋ファンが衝撃を受け、喝采を贈っていることについて

 

『一言で説明するのは難しいですけど、人間であれば、ああした場面で条件を整理して、それにそった手を考えていく、その中で導き出した手でした。現状、最近のソフトは大変強いことは言うまでもないことですけれども、部分的には人間の方が深く読める局面もあると個人的には考えていたので、それが現れたのかなと思います。』

 

 記者会見の様子を見ることが出来ました。

 

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6月14日にはNHKニュースウォッチ9で桑子キャスターから受けたインタヴューが放送されました。

 

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朝、番組表でインタヴューがある!と知り、しっかり録画予約してみました。

 

 

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藤井七段はインタヴュー中伏し目がちで、桑子さんと目が合いません(^o^)

インタヴュー場面が終わった後、桑子さんはスタジオで有馬さんから、『矢継ぎ早の質問に、藤井さんと目が合わせられなかったですね。』みたいなことを言われてましたね(*^_^*)

番組内ではかなりカットされて流されたようで、全内容はNHKサイトで読んで知ることになりました。

 

 

勝ち負けにはこだわらない

プロになって以来、住んでいる愛知県瀬戸市から東京や大阪に出向いて対局を続けている藤井七段。インタビューは対局後に行われました。

Qふだん対局を終えて、まず真っ先にこれがしたいって思うことはあるんですか。

A対局が終わったあとですと、やはりまだ対局中の余韻というものが残っていて、その対局についてもっと深く掘り下げたいっていう気持ちが強いですね。

Q対局の前に必ずすること、願かけのようなものもあるんですか。

A私の場合、ルーティーンワークみたいなものはないので、ふだんどおり臨めればいいかなといつも思っているんですけど。

Q必ず、前夜はこれを食べるとか、朝はこれを食べるとか、そういうのはないですか。

Aそうですね、あまりそういうこだわりは特になくて。

Qよく自然体という言葉をお使いになりますが、自然体というのが藤井さんの中で大事なものなんですか。

Aそうですね。いつも変わらない気持ちで盤に向かえればいいかなと思っています。

Qプレッシャーのようなものは感じないですか。

Aそうですね。やはり勝ち負けにこだわりすぎてしまうとよくないかなと思っているので。あまりそういうことを考えずに、盤上の最善手を真摯(しんし)に追求するということが、結果的に勝ちにもつながることなのかなと思っているので。

Q対局中は勝ちというよりは、次の一手をどうするかに集中しているということですか。

Aそうですね、どうしてもやっぱり勝ちたいとか、そういった気持ちは入ってしまうんですけれど、なるべく盤上のほうに集中してと思っています。

ここまでの点数は?

前人未到の公式戦29連勝、最年少での棋戦優勝に七段昇段と、さまざまな記録を塗り替えてきた藤井さん。自身の快進撃をどう捉えているのでしょうか。

Qおととしプロになられて、一気に階段を駆け上っているなという印象を感じますが、ここまでの棋士としての人生を振り返っていかがですか。

Aプロになってから1年半ですけれども、これほど結果を残せるというふうには考えてなかったですが、むしろプロになった当初は不安な気持ちというのも大きかったので、ここまで来られたというのは、本当に自分の思っていた以上の結果が出せたかなと思うんですけど。その一方で、トップ棋士との対戦でまだまだ甘さを感じる部分もあるので、そういったところはこれから埋めていけたらと思っています。

Q100点満点でいうと何点ですか。

Aうーん、そうですね。やはり満点とはいかないんですけれども、80点といったところでしょうか。プロになってから、実力的にも成長できたところがあったかなというふうに思うので。

Qどういったところで成長を感じるんですか。

Aそうですね、形勢判断といって、局面のよしあしを判断するというところで、そのあたりで以前より正確な判断ができるようになったかなというふうに感じています。

Qプロになってから将棋に対する向き合い方は変わったんですか。

Aやはりプロになると、対局を多くの方に見ていただけるようになるので、いい内容の将棋を指したいという思いが強いです。自分の将棋を見ている方に楽しんでいただけたらというふうに思っていますし、もちろん自分も少しでも最善を追求して、それに近づけたらという気持ちがプロになってからはより強いです。

Q逆にプロになっても変わらない、大切にしていることはあるんですか。

Aああ、はい。やはり変わらない部分のほうが多いといいますか、それがほとんどなんですけど、ふだんの将棋への取り組みというのは本当に今までと変わらないです。

Qプロになって将棋が職業となりましたが、そこで重みになったり、苦しいと思うことはないですか。

Aうーんそうですね、自分自身はやはり、プロになったことで将棋に対する意識というのは本当に変わっていなくて、本当にプロになる前からずっと変わらないという感じです。

授業をしっかり聞くことを大切に

藤井七段はことし4月に高校に進学。学校生活や学業との両立についても聞きました。

Q高校の授業を休まないといけない時は、どういうふうに勉強に追いついているんですか。

Aそうですね、やはりふだん学校で授業をしっかり聞くというのをいちばん大切にしています。

Q学校生活は楽しいですか。

Aいいリフレッシュというか、新しいものに触れることもできますし、いい影響を与えているのかなと。家で将棋ばかりしていると、どうしても発想に行き詰まってしまうとか、そういったこともあるので、学校での時間も大切なものかなというふうに感じています。

Qお友達とはどういう会話をされるんですか。

Aあんまり将棋の話はしないですね。本当にたあいもない話ばかりですけど、私は鉄道が趣味ですので、そういった話とかも多いですね。

Q好きな科目、嫌いな科目はありますか。

Aそうですね、好きな科目は数学ですかね。

Q理由は何ですか。

Aなんていうか、答えがはっきり定まるところが合っているのかなと思います。

Qそれは将棋とつながるところですか。

A将棋も突き詰めれば、必ず1つの結論というのがあるんですけど、難しすぎて、もちろんそこにはそうそうたどり着けないですけど。もしかしたら、つながりというのはあるのかなと思います。

Q学業との両立はできていると思いますか。

Aそうですね、今のところは、いい感じでやれているのかなと。

Q成績はどうですか、高校入って2か月ぐらいですが、追いついていけているという感覚がありますか。

Aああそうですね、だいたいの教科でしっかりできているかなと思います。

「盤上の景色の変化を体感したい」

藤井七段は現在、「王座戦」など3つのタイトル戦で、挑戦者を決める対局に勝ち進んでいます。タイトルの「挑戦」や「獲得」が早くも現実味を帯びてきました。

Qこれからずっとプロ棋士の人生が続いていきますが、どんどん強くなったその先に何があるんですか。

Aそうですね、やはり強くなることによって、盤上に見える景色っていうのはどんどん変わってくると思うので、それを自分の目で体感したいという気持ちが強いです。今の自分には思いつかない、考えの至らない手っていうのは本当にまだたくさんあると思うので、強くなると、そういったものが見えてくるんじゃないかなと思っています。

Q最後に、タイトルに向けては、どのように思っていらっしゃいますか。

Aプロになった当初はタイトルは遠い目標のように感じられたんですけど、プロになってからの1年半で、いろいろな対局を重ねる中で、タイトルへの距離というのが見えてきた部分もありますので、さらに強くなることによって、その距離を少しでも縮めて行けたらと思っています。今の段階では挑戦といったことは意識せずに、目の前の一局に全力を尽くしていきたいと思っています。

Qプロ棋士になって、これだけは常に持っていようという思いは何かありますか。

Aそうですね、やはり将棋に対しての探究心、好奇心というもの、ほんとうにこれは将棋を始めたころから感じていたものなので、この気持ちは忘れずに大切にしていきたいなと思っています。

 

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折りしもワールドカップ開催中で、TV視聴の時間が増え、寝不足気味デス。

番狂わせが続出で目が離せません。日本がコロンビアに勝利するなんて!ビックリでした。ドイツが黒星スタート・・(-_-メ) とは・・・アルゼンチンが0-3で負けたり、ブラジル、ポルトガル2試合目にやっと白星で。

明朝ドイツ対スエーデン戦ありますが、ライブで見たいけれど、3:00は辛いかな。