The Fool On The Hillside

子は巣立ち、仕事も減り、始めた趣味の水彩画。記録しておこう!と始めたブログです。

藤井聡太七段:夏休みの終わりにニュース色々

 夏休み最後の一週間に、藤井七段は三回もTV対局があり、こちらは観るだけでも忙しかったです。おかげでダレそうな日々を緊張感を持って過ごせました(^^♪

忘れないうちに記録しておきましょう。

  

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まず26日放送されたAbema TV企画、超早指し戦で決勝進出を決めました!

 

持ち時間たったの5分、1手につき5秒が加算されるという、見たこともない超早指し戦「AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治」ですが、スピード感溢れるこの方式は現代人向け?すごくスリリングで、目まぐるしくて、面白い。もちろん解説なしだと置いてきぼりですが;;;

この決勝トーナメント準決勝(三番勝負)対高見泰地叡王戦では、藤井七段が2勝1敗で勝ち、初代「最速最強」の座へ向け決勝進出です。

  

 私が見始めたのは第二局の後半から。

 1局目で予選を通して初の黒星を喫した藤井七段でしたが、2局目、3局目と連勝。5月に叡王のタイトルを手に入れた高見叡王に勝利したのでした。

 

 終局後『疲れましたね。』と語る藤井七段。

 

 

 

 

 『必ず一勝はしようと思っていた。』と語る高見叡王

  

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高見叡王は、今年2月、藤井七段が朝日杯で優勝し朝日新聞の号外が出た時、街中でその様子をリポートしてくれていましたね。当時『高見六段』でしたけど今は『高見泰地叡王』。明るい現代風タイトルホルダーです(^^♪
 

 

 

 

 

 棋譜を貼りました。

 

第一局

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第二局

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第三局

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準決勝、もう1つのカードは羽生竜王佐々木勇気六段。

どちらと当たることになっても、見逃せません。

 

 

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8月28日、東京千駄ヶ谷将棋会館でC級1組順位戦が行われました。

対局相手は青野照市九段でした。

 

 

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結果は、112手で藤井七段の勝利・・・だった訳ですが、この対局は色々と異例なことが多かったようで・・・

 

 

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まず出だしが青野九段の遅刻。

6分遅れてして到着したため、×3で18分を持ち時間から差し引かれるペナルティが課されての開始。

 

 

 私は19:45辺りからAbema TVをライブ観戦。終局まで約一時間15分程を観戦出来ました。

見始めたときから藤井七段優勢とのことでした。

 

 Abema TVでは 中田巧七段、中川大輔八段の解説でしたが・・・:

 

『投了でしょう』『悔しくて投げられないとか。』  『どうしてここで考えているのだろう?』『藤井さん、顔を見ましたね。』『そりゃ、見るでしょう。』『もっと藤井さんと指していたいとか。』『でもそれじゃ相手に失礼でしょう。』

『ここいらが潮時じゃないですか。』『何を考えてるんでしょうね。』『まだ指すのかなあ。』『指す手ないですよ。』

 

 

こんなに言っていいのかな、と素人が思うほど。

 

 

さらに藤井七段の五5角が良い手、と絶賛後:

(指し続ける青野九段を)

『困った先輩だなあ』と中田先生。

 

すると大きな欠伸をする青野九段・・・ それも続けて二度も!これには私もびっくり。お疲れなんですね。

 

 

『負けを認めたくないタイプ』『持ち時間いっぱいに戦おうということか』『1分将棋までいくつもり、ですね。』『それでトイレに行って来たんですね。』

 

 

解説の先生方もフラストレーションがたまった?対局だったようです。

 

 

ニコ動ではどうだったのだろう?とYoutubeをチェックしてみましたら・・・

 

 

解説の今泉健司四段と竹部さゆり女流三段も同様なご意見だったようです。

 

『ボクならこれは嫌だ、嫌な状態だ、うん』『政治家ならとっくに失脚してます。』『いや、藤井君結構頑張っていますよ、結構頑張っている、ずっと前から。』『せっかく藤井先生と指しているから。』

4六銀『これはね、これは執念とは言わないですね。ここまで行ったら。』

 

流れるコメントも

『まだ考えてる』『何を考えてるんだろうか』『どこまでやるんだ』『詰みまでやるんだ』・・・

動画コメントも

『藤井先生にとっては今日は将棋の修練というより、人生の勉強のようなものだったのでしょう。こういう経験は後々意外と大事になるかもしれませんしね。』
 
逆に
『見ている素人がわかるところまで指すのも棋士の仕事』『最後まで諦めない』『ここまで粘る精神力はすごい』
など応援の声もあることはありました。

 

 

 

112手で投了の後『そうかぁ』と呟く青野九段の声がもれました。

 

 

素人なのでよく分かりませんが、こんな解説付きの対局もあるのだ、と興味深く最後まで聞き入ったのでした。

将棋の世界は厳しいな。

そう考えると昨年引退するまで現役で頑張っていたヒフミンはやっぱりすごい人だ、と思えてきました。

 

 

こちらのダイジェスト版映像がとても分かりやすくまとめてありました。

編集してくださった方、ありがとうございます!

 

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 対局後のインタヴューで青野九段との対局を聞かれた藤井七段:

 

 

『A級にも在籍した棋士順位戦で戦えることを楽しみにしていました。』と気配り。印象を尋ねられて、どう答えようと大分長いこと考えてから『よかったです。』

順位戦については、『ここからが正念場』と気を引き締めていました。

 

 

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新人王戦:

 

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8月31日近藤誠也五段との新人王戦準々決勝が行われ、藤井七段が84手で勝利、ベスト4入りを決めました。終局は17:23。

準決勝の相手は青嶋未来五段。もし勝利すれば決勝三番勝負が待っています!

 

 

お昼はカレーうどんだったようです。

解説者に『藤井七段の白いシャツ、大丈夫かな。』なんて心配されていましたね。(^o^)

 

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こちらも親切にまとめられたダイジェスト版です。編集の方に感謝。

ありがとうございます!

 

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終局後のインタヴューで藤井七段のコメント:

『お互いに玉が薄い形での戦いとなり、均衡を保つのが難しい将棋だった。最後に攻め合いになった辺りから少しずつ指せそうな感じがした。青嶋五段は右玉などを得意とされる実戦的な棋風の強敵。決勝三番勝負に出られるよう全力を尽くしたいと思います』

 

近藤五段のコメント:

『中盤が難しくて。非常に一手一手が難しかったです。』

 

 

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 現在公式戦8連勝中。

で、明日3日は菅井王位との対局ですねー。

今日NHK杯で糸谷八段と対局して勝利した菅井先生、恐ろしいな。

見るからに切レ切レ。対局中は寄らば切るぞのカミソリみたいなオーラ。

豊島棋聖王位戦第5局で王手を掛けたばかりで、怖い~。

 

・・・でも昨年から、いかに成長したかを見せて、リベンジを果たすことが出来ますよう祈っています!ドキドキしながら応援します。頑張って~!

 

 

 

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