The Fool On The Hillside

子は巣立ち、仕事も減り、始めた趣味の水彩画。記録しておこう!と始めたブログです。

藤井聡太七段: 新人王戦で決勝に進出!!

 9月25日、新人王戦準決勝で藤井七段は114手で青嶋未来五段を破り、ついに決勝進出です!

初手合いだった青嶋五段は、今期の新人王戦で佐々木大地四段、佐々木勇気六段に勝って準決勝に勝ち上がってきた強豪若手棋士

 

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 決勝は三番勝負。

藤井七段は異例のスピード昇段したので、新人王戦参加は今期が最後。

頑張ってほしいです。三浦半島の空の下から応援します!

 

 

  

 

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  この対局、振り駒の結果、また藤井七段は後手番でした。

 

時々PCをのぞいて見ていましたが、午後15:00過ぎくらいだったかな、どうやら優勢のようだ、と知りました。

 

 

最終局面の映像貼りました。

 

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青嶋未来五段も外見上は藤井七段並みに高校生風な若々しさ(^^♪。

だから先々週『将棋フォーカス』で見た高校生将棋選手権、男子個人戦の決勝戦を観戦しているみたいでしたよ。

 

 

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コンパクトな棋譜も貼りました。

終局後解説の方が言っていたように、96手目に飛車が5六に突進玉砕して来た時は、いよいよ来た~という感じ。

 

先週『将棋フォーカス』で佐藤紳哉七段が『飛車をズバッと切る時は決めにかかる時』という話をしていたのを思い出しました。一大決心の表れ、嵐の前ぶれ、グァオ~と襲い掛かる猛獣のイメージです。恐ろしや~(>_<)藤井七段。

 

 

 

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これで藤井七段の今期成績は21勝5敗、通算成績は92勝17敗となりました。

 

 

 

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対局後の藤井七段コメント:

「中盤の仕掛けの成否は微妙かなと思ったんですが、押さえ込まれる展開にならず、少し指せるようになったかなと思いました。決勝まで進むことができて、公式戦での番勝負は初めてですけど、しっかりと全力を尽くしたいと思います。新人王戦は最後になりますけど、あまり意識しすぎてもよくないので、自然体でいたいと思います」

 

 

 

ランチを載せておきましょう。バターライスだったらしいです。

解説の方々が『チャーハンみたいなものか?』『いや、ピラフ風のものじゃないか』

なんて言って話題にしていましたね^^。

 

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で、 決勝戦の対局相手はもう先に決まっていました。奨励会会員の出口若武三段。

甲斐日向三段、陰ながら応援していましたが、残念だったです。。

 

 

 

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 出口若武(わかむ、と読むらしい)三段、若武者風のキリリとした若者ですねぇ。

出口三段はトーナメント表右側の山から、澤田真吾六段、三枚堂達也六段、梶浦宏孝四段を破って勝ち上がってきた人で、しかも(あの因縁の)井上慶太九段の門下生なんだそうで。。。

 

 

そういえば先週9月21日、杉本昌隆七段が井上慶太九段と王位戦予選で対局し、敗れたのですが、密かに弟子の仇を師匠が打ってくれるのでは・・・と期待していました。

残念~。

ということで、井上門下と聞くと緊張が走るんです(^^;

 

 

 

藤井七段が奨励会三段だった頃のことを『天才はいかに生まれたか』で読み返してみました。

出口三段との対局があったかは不明なのですけど、藤井七段が四段昇段を決めたリーグ戦の上位六人は以下の面々だった、と書いてありました。

 

藤井聡太 13勝5敗 (27位)

大橋貴ヒロ(変換出来ず;;)12勝6敗 (1位)

黒田尭之 12勝6敗 (4位)

池永天志 12勝6敗 (5位)

杉本和陽 12勝6敗 (6位)

出口若武 12勝6敗 (15位)

この当時(2年程前)15位ながら上位に食い込んでいて、力がある人のようです。

 

 

 

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最後に出口武若三段コメント:

『この様な場で対局ができることに感謝しています。藤井七段はとても強いですが、全力を尽くして頑張ります。』  

 

 

第一局は10月10日。そして17日、29日に組まれている、とのこと。

若い二人の対局、三番勝負がとても楽しみです。

 

 

 

(Abemaにあった2011年以降の新人王一覧を貼っておきます。)

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敬老の日だった9月17日、千駄ヶ谷将棋会館叡王戦七段戦が行われました。

忘れぬうちに記録、記録!

 

この日藤井七段は予選で2連勝。本戦出場を決めました!

午後2時に始まった1局目、相手は小林裕士七段。

一時3000点以上引き離される劣勢で、風前の灯火のように思えたのが、なんとマジックをかけたように逆転して勝ったのでした。

終盤にこ動をライブ観戦していたけれど、よく分からないまま(^^;、あっという間に小林七段が投了。。。でした。急に評価値の差が減り、解説の方々もついていくのが大変みたいに思えました。

 

 

  

 

分かりやすいハイライト映像。ありがたいです。

 

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 棋譜も貼ります:

 

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大逆転勝利対局をアユム様によるありがたい解説で見直しました。王様が相手玉を詰ませる攻めに参加していたのだ、と知りびっくりして感動しました。最後王様同士が食い合うことになる戦いなんて初めて。すごいわ。

 

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 第2局、七段戦決勝は午後7時からでした。対局相手は千葉幸生七段。

結果は134手で藤井七段勝利。これで叡王戦本戦進出を決めました。

 

 

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ありがたいダイジェスト映像: 

 

 

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 こちらは棋譜

 

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感想戦後、本戦出場を決めた、ということで、にこにこのスタジオでインタヴューにも答えてくれてました。

 

 

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3時間を超える熱戦後、感想戦、そしてインタヴュー。

夜11時近くまで高校生が働かせて、いいんですか(>_<)なんてね。

藤井七段のインタヴューは嬉しいですけど。

内心『早く帰してあげてほしい・・・』でした。

こんな時間じゃ、この日は東京にお泊り(お父さんの住まい?)ですよね。

 

 

 

最後に『弥勒菩薩』のような藤井七段を残しておきました^^。

 

 

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