The Fool On The Hillside

子は巣立ち、仕事も減り、始めた趣味の水彩画。記録しておこう!と始めたブログです。

藤井聡太七段:竜王戦決勝トーナメント、対豊島将之名人戦

大変な試合でした。解説を聞いても難しい~(*_*;、

 

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序盤藤井七段が良い形勢を築いていたけれど、杉本先生によると『攻めどころで少し慎重になり過ぎたかもしれない』とのこと。

ここ、という時に踏み込めなかったのが敗因のひとつだ、との声も読みました。

 

 

動画サイトのコメントなどを読むと『藤井七段に勝ち筋があった』けれど時間足りずに見落としたようだ、という声。そうなんだ。そうだったんですね。

 

 

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同じ日の昼間、銀河戦の放送もあったので、敗戦を見たファンとしては、余計に『豊島名人にまた跳ね返された・・・』というガックリ感は、ありました。

 

 

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メディアの声を少し拾っておきました。

 

『藤井七段がペースを握ったように見えたけれど、攻め込まれないように豊島名人の受けの手がすごく、結局押し返されてしまった。』

 

『藤井七段が受けの手を指してしまった。そこを名人に咎められてしまった。それまでは均衡を保っていた。』(1七飛が甘かった、との声)

 

『同じ県で壁になる人がいるというのは良いこと。』

 

『序中盤お互いスキがなく面白かった。特に終盤戦は面白かった。本当の熱い勝負だった。将棋界にまた新しい名勝負が生まれた。』

 

『面白く、内容も濃い名局だった。』

等々・・・

 

  

入室から対局開始映像:

www.youtube.com

 

 終局後のインタヴュー映像:

 

www.youtube.com

 

  棋譜を貼ります:

  

www.youtube.com

 

 

1時間程続いた静かな感想戦をニコ生で見ました。解説は山崎隆之八段、というか山ちゃん(気楽に呼んですみません(^^♪)と谷口由紀女流二段の二人。

 
感想戦が行われていた部屋に師匠の杉本八段も来て、後ろの方で見守っていました。
一度退出していたのに、感想戦40分を過ぎた頃、また部屋に戻ってきてくれていました。未成年の藤井七段には保護者代わりですものね(^^♪
豊島名人の後ろにはジメイ、ジメイと呼ばれる(^^♪村山慈明7段のメモをとる姿もありました。『やすあき』って読めないわね~
 

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 ほぼ無言のまま続く感想戦
無言ながら心で語り合う名人と七段、かな。
難しい局面では、静かに考え込む二人。
 
感想戦終盤、聡太七段は首を捻ったり、上方を見上げたり、顔を手で覆ったり、うなだれたり・・・繰り返し最終局面をやり直していました。
難しい将棋だと感想戦が長引くらしい。納得するまで時間がかかるそうで。
この日は、日をまたいで深夜まで続きました。子供の時のように表面には出さないけれど、悔しかったでしょうね。
 
 

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豊島先生、藤井七段の良き壁であり続けて、これからも藤井七段の力を引き上げ、鍛えてください!!
そして、いつかは・・・
 
 
 

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豊島名人もタイトル獲得まで5回挑戦して跳ね返され、6度目にして初めて戴冠。

長い間の苦労の末に今がある訳なんですね。(しみじみ;)

17歳の藤井七段にとっては、いつかは越えなきゃならない大きくて分厚い、頑強な壁でしょうが、いつか来るその日を楽しみに待ち続けます。