1月31日に行われた棋王戦予選、対今泉健司四段戦は熱戦でしたが、173手で藤井七段が勝利を収めました。『苦労人』とよく形容される今泉四段との対局は、ご当人のお人柄もあって、色々話題になります。
持ち時間は各自4時間。18:00台に終局かなと予想していましたが、結局、今泉四段が投了を告げたのが19:37。熱戦でした。
時々Abemaを覗いて経過を見ていたのですが、藤井七段は30分以上の長考などがあって、100手を超える辺りから残り時間は一桁台に。今泉四段がまだ沢山時間を残しているのに一分将棋になってしまっていました(^^;
形勢判断もずっと50:50で推移していて、どっちに傾くのかな~とハラハラしていたのですが。。。
最終的には173手目、8ニ銀で投了となりました。
終局後のコメント:
『かなり苦しい局面が長く続きました。勝ちを意識したのは、7八金と打ったところで、一手勝ちできるかなと思いました。
前期は本戦に進めなかったので、今期はそこを目指して戦って行ければと思います。』
この後の感想戦ですが、今泉四段の声がよく響く長い感想戦でした^^。
『やー、そうか、なるほど。』『これが、やらかしてしまった感がある。』『何かないすかね。』『そうか、いやいや~』『何か捻れんかな~』『いや~、負けか。少なくとも俺は負け』
一方、藤井七段は扇子をバチバチさせながら、ぼそぼそと、穏やかに^^。
そして途中の評価値をさかんに気にする今泉四段でした。『ずーっと45:55くらいでしたか?』
悔しいですよね、熱戦でしたから。観るものハラハラさせるような。
今泉四段の、ざっくばらんな飾らない人柄が出ている感想戦でした。
8:28にやっと感想戦が終わりました。記録係の方も含めてお疲れ様でした^^。
今泉四段戦の棋譜貼らせて頂きます。
この時点で公式戦10連勝でした。勝率は一位で8割に到達。
棋王戦の次戦は出口若武四段との対局!楽しみです。
もうひとつの山の同期の大橋先生も、もう6段に昇段しているんですね!
16年10月期生すごい!