将棋界で公式戦29連勝の新記録を作った中学生棋士藤井聡太四段(15)が来春、高校に進学する意向を固めた。日本将棋連盟が25日、発表した。通学している名古屋大学教育学部付属中学(名古屋市)は中高一貫校だが、卒業後は高校に行かず、「将棋一本」に絞ることも検討していた。

 

 藤井四段は愛知県瀬戸市在住の中学3年。進学を決めたことについて、「全てのことをプラスにする気持ちでこれからも進んでいきたいです」とコメントした。

 将棋の公式戦は通常、東京と大阪で行われ、藤井四段は週に1、2局のペースである対局の際、学校を休んでいる。今後の活躍次第で、さらに忙しくなることが予想されるため、進学するか、将棋に専念するかの決断を保留していた。