今日は藤井七段と女流棋界の第一人者、里美香奈四冠との公式対局があり、注目を浴びましたね。結果は82手で藤井七段の勝利に終わりました。棋聖戦一次予選です。
藤井七段にとって女流棋士との対局は公式戦初。ということで対局室には24社、約50人の報道陣が押し寄せたらしい。
対局室にはまず藤井七段、続いて里美女流四冠が入室し、振り駒の結果、先手は里美女流四冠ということに。
開始まで里美女流四冠はしきりと扇子をあおいで集中している様子。緊張感が漲ってますが、藤井七段は普段と変わらず落ち着き払って飄々としています。 ↓
序盤里美四冠の上手い差し回しに、藤井七段は苦戦。形勢があまりよくなくて、何度も長考し、持ち時間の1時間を先に使い切り1分将棋となっていたらしい。
私が見始めたのは12時少し前から。ライブ観戦できたのですが、その時はもう藤井七段が優勢で、解説者たちもしきりに里美四冠の厳しい状況を話していました。
しばらくして里美四冠も一分将棋となり、しばらくして投了となりました。
対局終盤の様子:
試合直後のインタヴューです。
藤井七段
「序盤は少し失敗気味かなと思っていました。こちらの玉が薄い形が進んでいたので、警戒して(持ち時間を)序盤で使いすぎてしまいましたった。(里美四冠の印象は)序盤で苦しめられたので、手強い相手だなという印象でした。棋士との対局に臨む時と気持ちは変わらなかったですし、実際に対戦して、本当に遜色のない実力を感じました」
里見女流四冠
「先手番を生かした序盤戦には出来たかと思うんですけど、中終盤で間違えてしまったのが悔やまれます。(藤井七段の印象は)あっという間に駆け上がられて、なかなか対局することは出来ない方だと思っていたので、対戦するのをすごく楽しみにしていました」
=====================================
少しさかのぼって藤井七段が100局目を白星で飾った対局を振り返っておきます。
それは7月31日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われた順位戦C級1組の対局で西尾明六段(38)に勝利した試合でした。
100戦目は16歳と0か月で到達となり、史上最年少。通算成績はこの時点で85勝15敗。
プロ入りから数えて1年9か月30日で達成したことになるらしい。100戦の勝率8割5分は、中原誠十六世名人と並ぶ一位だそうです。日々達成する記録が増えますね~。
終局後、藤井七段コメント:
「85勝は出来すぎの数字。上位の先生とは力の差を感じることもあったので、これからの課題かと思っている」
コメントもいつも出来すぎです(^^♪ 立派だなぁ(^^♪
棋譜も貼りました。
=====================================
もうひとつ、8月11日には、花火の音が鳴り響く中、木下浩一七段との叡王戦予選がありました。
63手で勝利し、本選進出まであと2戦となりました。
これで通算成績は86勝15敗。この時点で5連勝です。
この対局は後でYou Tubeでハイライトを見ただけ。この頃デスクトップがダウンしてしまってオロオロしていたのでした*1
あまり差がなかったのに、相手王の隣にピタッと飛車が寄る(ゾクっとする)・・王に取られて飛車がただで犠牲に・・でもそこから俄然スピードアップ。評価値がみるみるうちに6000を超えていき、木下七段投了・・・ 最後速かった・・
8月11日叡王戦木下浩一七段戦、終局シーン。
この試合後、インタビューに応じてくれてました。
ボタンダウンのブルーのシャツを腕まくりです。
相変わらずはにかんだような笑い方が可愛いし、そつのない受け答えデス!
『千駄ヶ谷から将棋会館へ歩いてくる時、花火大会があるのだ、ということはうすうす感づいたのですが・・・』(^^♪
地下鉄ではなく、千駄ヶ谷駅から歩いて行くのだ、と知りました(^^♪。
なんだか藤井七段が身近に感じられて嬉しいぞ~
あの道でいつか遭遇してみたいものです。
===================================
8月26日(日)夜は「AbemaTVトーナメントInspired by 羽生善治」の準決勝、
高見叡王 対 藤井七段
の放送がありまして、
8月31日(金)には近藤誠也五段との新人王戦
と続いていく。新学期が始まるまで大忙しですね。
お仕事も学業もしっかりこなして、しなやかに伸びていってください~(^^♪
*1:+_+