The Fool On The Hillside

子は巣立ち、仕事も減り、始めた趣味の水彩画。記録しておこう!と始めたブログです。

京都へ小旅行(1) -  銀閣寺・哲学の道

9月の末に、秋休みを使って妹と二人で京都へ小旅行しました。

旅館と新幹線切符の手配は全て彼女任せでしたので、楽させて頂きました(^^♪

感謝感謝です。

 

台風24号が近づく中、天気を心配しながらの旅でした。

 

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一日目、10:00少し過ぎの新幹線で新横浜を出発、約2時間で京都に到着しました。

12:00を少し過ぎていたのですが、まず旅館へ行き、荷物を置かせてもらってから旅館周辺を歩こうと計画していました。

 

以前京都へ行ったのは、もう25年以上前なので、京都駅の変貌にまず驚き、人の多さに驚き、外国人観光客の数に驚き、、、とにかく色々驚きながらバスターミナルへと急ぎました。

平安神宮を過ぎ、南禅寺手前にある日本庭園が素敵な純和風旅館に無事到着。

 

 (この旅館写真は二日目夕方に撮ったもので、ピントが合っていませんでした(^^; 素敵な門構えなのです。)

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荷物をお願いして宿を出ると、きれいな青空になり、日差しも眩しく感じられるほどに晴れ上がりました。

 

 

 

早速近くのそば処で昼食をとることに。お座敷に上がって『天ざる』をいただきました。

 

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 食べ終えて出ると、入り口付近を掃除するお店の女性がいました。

京都らしくて素敵だったので、また一枚撮りました。

 

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14:00少し前だったでしょうか。宿の目の前にあるバス亭からバスで銀閣寺を目指しました。宿で『バスなび』というとても詳しいバス地図をいただき、それを頼りに動きました。

 

 

銀閣寺道』というバス停で降りると『白河通今出川』という大きな交差点でした。表示通りに通りを渡って数百メートル歩くと銀閣寺総門へ続く石畳の参道下に到着。

背中に東山を背負うように建つ銀閣寺を目指して、ゆるやかな参道を登りました。

 この石畳の道、いいですよね。

 

(写真は帰り際に撮ったので雨で少し濡れています。) 

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総門をくぐると、今年4月『ブラタモリ』でタモリさんが言っていたように、参道がクランク状に真右に折れている、という珍しい設計。『聖なる領域へ入るための道』という話でした。

 

確かにこの中門への参道は白い砂が敷き詰められていて、気持ちがキュッと引き締まる思いがします。生垣との調和が簡素で、現代的で、『今』に通じる美しさがありますが・・

 

実際は人が多くて、それをじっくりと味わうのは難しい状態でした。。。

 

 

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江戸時代に造られたという銀沙灘(ぎんしゃだん)向月台(こうげつだい)越しに銀閣を写真に収める観光客で溢れていました。修学旅行生も次々と訪れていました。

人が途切れるのを待って、やっとシャッターを押しました。

 

 

現代アートのような造形越しに建つ、質素な美しさを放つ銀閣

異質な組み合わせが何とも素敵です。

 

 

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東求堂の中に日本で初めてと言われる四畳半の間『同仁斎』があるのでしたね。

非公開の東求堂の横から庭園内を回遊しました。

 

 

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庭園内にある展望所へ通じる道から脇道を撮りました。

 

 

 

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質素で静かで、古びたものに趣き、美しさを感じる日本人の美意識を体現するような、素晴らしい庭園です。

 

 

 

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展望所への途中にあった『お茶の井』

 

 

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もう少しで展望所です。

 

 

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着きました。展望所から眺める観音殿(銀閣)。

御所がある都の中心部が見えないようにそこにある吉田山も、すぐ近くに見えました。

 

紅葉の頃はさらに綺麗なのでしょうね。

登り甲斐がありました。

 

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展望所から下って来ると、今度は錦鏡池越しに銀閣が眺められました。

ここもフォトスポットらしく大勢の人たちが記念写真を撮っていました。

 

 

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銀閣寺、よかったです。

もう少し人が少ない、静かな時に訪れられたらいいなと思いながら、後にしました。

 

御朱印をお願いしていたので帰りに受け取り、総門を出たのですが、その頃になって雨がぽつりぽつりと当たり始めました。

 

傘を持ってはいたのですが、展望所に登って少し疲れたことだし、総門を出てすぐのところにある休憩スポットで一休みすることにしました。

抹茶ソフトが美味しかったです(^^♪

 

 

 

 幸い30分程で雨が上がったので、予定通り、銀閣寺脇から始まる『哲学の道』を辿り始めました。

おそらく3時半頃だったと思います。

 

 

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曇り空で、紅葉には早く、咲いている花も少ない時期でしたから、散策する人の数も少なく、妹とゆっくり話をしながら、のんびり歩くことが出来ました。

 

 

 

ロシア人らしいご夫婦が、少し先を歩いていました。

 

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琵琶湖疎水に沿った、侘しく、少し枯れた雰囲気の散策路はとても素敵です。

雑雑した心を静めてくれるような、洗い流してくれるような、そんな空気。

 

 

 

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芙蓉かしらね、と言いながら通り過ぎました。

 

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修学旅行中の中学生達がグループ散策中。賑やかにおしゃべりしながら追い越して行きました。

 

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 途中、法然院安楽寺、大豊神社などを通り過ぎ、熊野若王子神社まで約2キロ程の距離でしたが、一時間ほどかけて歩きました。

 

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王子神社から南禅寺まで足を伸ばしたいところでしたが、次の日に備えて宿に戻ることにしました。

 

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そこにあった地図案内板。

 

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王子神社から30分弱で宿に帰り着くと、17:00近くになっていました。

 

この日の歩数は約13,000歩でした。

 

お風呂を済ませて、夕食は18:30からお願いしました。

 

 

 

 

 

旧館の一階、二面をガラス戸で囲まれたお座敷での夕食でした。

立派な襖絵、欄間彫刻、ガラス越しに見えるライトアップされた日本庭園などに囲まれながら頂いた京会席料理の一部です。

どれも美しく繊細な盛り付けで、味付けも薄めで美味しくいただきました。

 

 

 

前菜と煮物椀

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向付は鯛・鮪 あしらい一式

 

 

 

御凌 鯖小袖寿司

焼物 

 

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炊合  鰊 長茄子 針柚子 絹サヤ

香物

 

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御飯 松茸御飯(近江産)

留椀 赤味噌仕立て

 

 

水菓子  水羊羹 ゴールドキウイ

 

 

 

 

日常生活から切り離された旅行の日々は、なんと幸せ!

 

 

 

 

二日目は旅のハイライト、比叡山延暦寺でしたが長くなるので、別記事にします。