The Fool On The Hillside

子は巣立ち、仕事も減り、始めた趣味の水彩画。記録しておこう!と始めたブログです。

藤井聡太七段:朝日杯2連勝でベスト4入り!

本日 『ポートメッセなごや』で行われた朝日杯将棋オープン戦で、藤井七段は一回戦で稲葉陽八段に98手で勝利。続いて午後2時から行われた二回戦で糸谷哲郎八段に96手で勝利しまして、準決勝進出を決めました!!

  

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去年2月、羽生竜王(当時)と広瀬八段(当時)を破って史上最年少で全棋士参加の棋戦優勝を果たしているので、大注目を浴びている今日の日、だったのですが、見事2連勝!

しかも解説の佐々木勇気七段が『びっくりしてます。二戦とも快勝でした。』というほどの完勝!だったようです。

 

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これは観客との距離、近いですね。咳ひとつ出来ない雰囲気、かな。

 

 

 

 今日は10時過ぎから、作業しながらAbema TVくをつけっぱなしにして耳観戦していました(^^♪

素人なので快勝なのか辛勝なのか、耳観戦していても判別出来ずなのですが(^^;)佐々木先生が、対局終盤で『(挽回方法は)いや、ないですね。』とか『藤井さんの勝ちですね。』とか言っていたので、そんなに差がついているのかなぁと思って見たり聞いたりしていました。

 

  

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 NHK杯では粘って粘って大熱戦の末負けてしまった稲葉八段が相手でしたが、今回は98手で勝利を収めることが出来ました。

 

  

 

稲葉八段戦棋譜

 

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1回戦は藤井vs稲葉戦が佐藤名人対糸谷八段戦より早く終わり、先に大盤解説会場へ移動、その後感想戦でした。

大盤解説する藤井七段。

 

 

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中継は別の階で行われていた佐藤天彦名人と糸谷八段戦の終局場面となり、佐藤名人が投了すると二人はすぐしゃべり始め、ずーっとしゃべりっ放し(^o^)

 

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『これが走るのが・・・』『で、まあ引いて・・・』『別にあんまり、なんか・・・』『だって金取るしか・・・』『で、取り込んで、取って取って・・・』『その可能性があって・・単に角取って・・』『もう負けたかと思って・・・』

とかなんとか、とにかく大盤会場へ移動する時も立ち上がりながらもずっと話し続けてて。

特に天彦名人しゃべること、しゃべること!

対局後の棋士達は、きっとその余韻というか、高揚感というか、そういう気持ちがしばらく抜けないのだろうなと感じたのでした。

 

 

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大盤解説後に感想戦を済ませ、囲み取材に応じました。

 

稲葉八段

『受けに回る将棋になってしまって残念だった。(前回の対局時と比べて)成長を感じ、強敵だなと感じた。』

藤井七段

『力を尽くして勝つことが出来ました。糸谷八段を相手に全力を出せるよう頑張りたい。(連覇の確率を問われて)当事者なので確率については言えない。全力を尽くすだけです。』

 

 

取材終了とともに降壇するや、ササーっと部屋を去って行きました!

ランチタイムだし、午後2時の対局がまだある訳だし、早く解放してあげてくださ~い!

 

 

 

ひつまぶし人気が高い中、ジャンボエビフライを選んだ藤井七段。

杉本先生によるとエビを選ぶのは珍しい出来事らしい(^^♪

ボリューム満点のランチで空腹を満たせたかな。

 

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午後2時から糸谷八段戦開始。

 

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そして86手で勝利でした。  

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試合後の感想戦では糸谷先生、よく喋っておられました。
『これやりすぎだよね・・・』『う~ん・・・もう一手代わり手ありましたかね・・・』『自分からこう突く手もあったんですが、まあ、変ですよね、普通は・・・』
  

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本日二回目の大盤解説
 

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解説の八代弥六段は『プロでは考えにくい手順。良くなってから手堅かった。糸谷さんは力が出せず、完勝といっていい試合だった。』
とコメントしていました。
 
 

糸谷八段戦棋譜

 

www.youtube.com

 

 

 終局後のインタヴューでのコメント:
 

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藤井七段
『こうした公開対局で多くの地元の人々に観て頂き励みになります。また準決勝の舞台で戦えるのを嬉しく思います。
(一年経って自分が強さを感じるところは?と問われて)当時と比較すると中盤の形成判断に成長があったかと思います。
(準決勝の相手は行方八段ですが?と問われ)行方八段とは初対戦ですが、居飛車の本格派の先生という印象です。思い切りぶつかっていければと思います。』
 
 

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 朝日杯は過去に複数回優勝したのは羽生九段の5回のみ。連覇も羽生九段の3連覇(2013年から2015年)のみ、とのこと。

 

 

朝日杯トーナメント表を貼りました。

 

 

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 今日のお仕事はこれでお終いかと思ったら、最後にAbema TVスタジオでのインタヴューまでありました。ファンとしては嬉しいけれど、ちょっとお疲れ気味の藤井七段でした。
 
同席してサポートしてくれたのは杉本昌隆師匠!でした。
 
 
 
師匠から名古屋名物『エビせんべいーゆかり』のでっかい商品見本をプレゼント(^^♪ されていました。さらにぬいぐるみのアべマくん?もプレゼントされてました。
 
 
 
 
その時の写真は無いけど・・
 

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このエビせんべいです。噛み応えあるけど美味しいおせんべいですよね(^^♪。
(ツーショット写真のこの方は『ゆかり』販売元坂角総本舗の方らしい。朝日杯のスポンサーとのこと。)
 
 
 
 
 
Abema TVでの藤井七段コメント:
『思い切りのよい将棋が指せてよかったです。有楽町でも全力を尽くしたいです。名古屋での公開対局は機会が少ないので、多くの地元の方に来ていただけて良かったです。』
 
最後に師匠が『ゆかり』を、藤井先生がアべマくんを振って『さよなら』していて可愛かったです(^^♪。
 
 
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19日夜、名古屋のホテルで、今回名古屋対局に臨む棋士達と大盤解説を務める木村一基九段、杉本昌隆七段が参加する懇親会が開かれたらしいですね。
 
 

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この席で2連覇が期待される藤井七段のコメント:
『去年に続いて名古屋で対局でき感激している。地元の方々の前で勝利を見せられる機会なので精いっぱい全力を尽くしたい。』
 
対局者の稲葉八段は:
『注目の一番を対局できるのは棋士として非常に光栄。頑張りたい。』
 

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この日行方八段に敗れてしまった菅井七段は:
『今日勝って、藤井七段が勝ち上がってきたときに勝つのが自分のイメージだったが、実現不可能になった。明日は代わりに、藤井七段以外の人に頑張ってもらいたい。』
 
こう言って笑いを誘った、と記事にありましたが、あながち冗談でもなさそう^^に私には思えますよ。
 
久保利明王将のコメント:
『名古屋は来るたびに、将棋ファンが多いと思う。今回も食い入るように対局を見ていただいたことが印象的だった。』
 
 

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 ジュースかウーロン茶で乾杯、ですか?
 
 
行方八段は、たしか一昨年だったか?詰将棋選手権会場で規定時間よりずっと早く解いて、しかも全問正解だった藤井先生を『バケモノだ』と呼んでいらした方。
来月はどのようなドラマが待っているのでしょうか^^。
 つぎの対局も楽しみにしています!