2月11日建国記念の日に行われた『朝日杯将棋オープン戦』。
藤井聡太七段、準決勝で千田翔太七段に敗れましたねぇ( ;∀;)
あ～、三連覇の夢、潰えたり、でした。
菅井先生と斎藤先生に連勝した時は、これは！・・・！と期待していたのですが。
（駒箱をどちらが開けるか、で譲り合う二人）
この日、先手番の千田先生は、もう神がかり的というか、不気味なくらい時間を使わずバンバン攻めてきて、恐ろしい気迫でした(^^;
藤井七段は66手目で40分の持ち時間を使い切ってしまい1分将棋を余儀なくされる一方、千田七段はまだ36分も残している、という展開(*_*;。
千田先生の研究は、ものすごく深かったようです。
結局12：05、115手で投了に追い込まれました。
この瞬間、公開会場や大盤解説会場を訪れていた770人の観戦客からは、大きなため息がもれた、とか。
終局後、大盤解説会場へ来た藤井七段：
『強く踏み込まれて、正しい手を選択出来ず、形勢を損ねてしまいました。粘り強く指せなくて残念でした。決勝戦を見て、勉強したいと思います。（3連覇ならなかったことについては）また実力をつけて頑張りたいです。』
（足元はやっぱりスニーカー^^)
一方千田七段：
『藤井さんを破って決勝に進出しましたので、（決勝で）良い試合をしたいと思います。』
朝日杯は初参加から17戦目での初黒星なんですね。
永瀬先生との決勝戦を期待していたのですが、今年は午前中で終わってしまい、ファンとしてはとても残念；；
この後、12：20頃から控室のような場所で感想戦でした。
12：35頃、杉本先生もお部屋に入ってきて、感想戦を後ろからのぞき見。
千田先生の隣に座っているのは朝日新聞の将棋記者？の方ですか？
藤井先生真剣に考え込んでいる感想戦の最中に、『申し訳ないのですが・・』と言って
大盤会場へ戻ることを促されました。
永瀬二冠対阿久津八段戦が終了したようで、4人揃って壇上での会見が用意されました。
で、この後また感想戦へ戻りました^^
その奥でも、永瀬先生、阿久津先生が感想戦していました。
その様子を見て少し驚いたような声の解説の佐々木勇気七段：
『永瀬さんは藤井戦がどんなだったか見たいし、やっぱり検討したいと思う。』
聞き手の貞升女流が『対局をひとつ終えて疲労もあるだろうし、次の対局に備えて休みたいとは感じないのでしょうか？』
本当に決勝戦前で、ちょっとクールダウンしたいんじゃないかなあ、と私なども思っていたのですが。
佐々木七段によると、それは棋士によりけりで、対局の余韻を残したまま、なんというんでしょう、ハイなまま次に臨みたい棋士もいるらしい。
そんな訳で、『ハイな状態のまま』のような4人の棋士達が感想戦を熱心に続けてました^^
13:10 頃には杉本先生また後ろにきて、眺めて、声をかけたりしています。（右下の小さな画面）
ジーっと考える藤井七段。
13：20頃、感想戦が終わりました。
14：30から始まった決勝戦の大盤会場に、15：30頃、杉本先生と藤井七段が登場。会場盛り上がりました。
木村一基先生の解説が楽しく面白かったです！
結局、千田翔太七段が永瀬二冠を破り初優勝を果たしました。
翌日の新聞には『千田七段初V25歳』と載り、下の方に小さく『藤井七段は3連覇逃す』と載っていました。
千田先生、初優勝おめでとうございました。
準決勝の棋譜を貼ります：
感想戦の様子が印象に残りました。盤上を見つめて考え込む藤井七段の姿。。。
会見会場では表に表さなかったけれど、やっぱり悔しかっただろうなぁ。
また来年も、再来年も、その後もずーっと続いていて、先は長いです。
次、頑張ってさい！！応援してます。
