しばらくぶりの更新で、藤井二冠の10月~11月を記録しておきましょう!
11月20日に王将戦挑戦者決定リーグで木村一基九段に勝利した藤井二冠は、これが通算200勝目となりましたね。18歳と4ヶ月での達成は史上最年少の記録となりました!
対局後のインタビューで『全く気付いていなかった』と淡々と話していましたけど、そうなんでしょうね。記録にはあまり執着しない藤井二冠には、それより『強敵ばかりだったが、挑戦出来なかったのは残念。来年また力をつけて頑張りたい。』と、そっちの方への意識が強いんですね。
200勝40敗となって、勝率0.833とのこと。今までは羽生善治九段の19歳1カ月、勝率0.787だったところ、年齢と勝率ともにこれを上回ったそうです。やることなすこと、記録が付いて回りますね^^。スバラシイ!!
18:00頃の戦況。この日は千駄ヶ谷の将棋会館に、この6人に棋士達が集合してたのだ。オールスター揃い踏みですね~。豪華な顔ぶれ!
13:00頃の戦況。解説は豊川先生と近藤先生、お話楽しかったです。
豊川先生は王将戦解説、専属契約とか?^^ だと嬉しいな^^。
結局、王将戦挑戦者決定プレーオフは永瀬王座と豊島竜王との一騎打ちとなりました。またこの二人ですね。熱戦激戦必至。
良い試合を期待します!
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このニュースの二日後の22日。
NHK杯将棋トーナメント、再び木村九段との対局が放映されました。実際は10月中旬に行われたこの対局、解説が羽生九段という豪華版!!・・・だったのですが、残念ながら135手で敗れました。王位戦7番勝負で4連勝して王位を奪取した木村九段に、公式戦初黒星を喫したのでした。残念だけど、木村九段相手なので、仕方ない^^
対戦前の一言インタビューで『王位戦で痛い目に会っているので、当たりたくなかった』と言っていた木村九段。そういう正直なところが好きです^^でも今回の勝利で面目躍如!次の永瀬先生との対局も、とても楽しみです!
で、分かってしまったのは、、、SNSで飛び交っている話ですが、通算200勝から残り3勝を引くと、未放映の銀河戦3局しかない。
明日放映の永瀬王座戦、その後木村九段、決勝は糸谷八段と続くようで、3勝しているということは銀河戦優勝したのだ!ということが知れた!^^
銀河戦て実戦から放映まで、2カ月とか3カ月とかかかるって・・・ちょっと今の時代にしちゃズレ過ぎじゃないでしょうか。確か100勝目を上げた時も、銀河戦未放映の分が含まれていて、突然の100勝報道でした。もうちょっと早く放映しましょうよ~。(囲碁将棋チャンネル様)
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お話変わって11月12日のこと。『王位就位式』が行われました。
詳しくはこちらの記事で:
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11月11日には順位戦B級2組、対北浜健介八段戦が行われました。
114手で勝利した藤井二冠は、6連勝となって単独首位キープです。
B級2組は現在25人が在籍、昇級枠は3。順位戦の通算成績は35勝1敗。現在17連勝中。唯一の敗戦は、あの近藤誠也七段との、昇級を逃した一戦だけなんですね~。昇級へ向かってまっしぐら!
一戦一戦頑張って~!
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東海地方の財界人の親睦団体で『丸八会』という会があるそうで、そこが11月11日に名古屋のホテルで、最年少で二冠達成した藤井二冠を顕彰した、というんです。
顕彰されるのは29連勝した時に次いで2回目らしい。コロナ禍で暗いニュースが多い中、中部地方に明るい話題を提供した、というの顕彰の理由らしい。
『期待以上の偉業を成し遂げられ、藤井時代の幕開けを告げた異次元の成長ぶりに敬意を表し、再度快挙を称えさせていただきます。』との会長のことばに
『前回の顕彰を励みに頑張ることができました。さらに精進していきたいです。』と挨拶したそうです。健気ですね。
因みに『顕彰』とは何だ?と思って調べちゃいましたよ。
『隠れているよいことを明らかにあらわすこと。明らかにあらわれること。功績などを一般に知らせ表彰すること』と書いてありました。
藤井二冠の活躍は、別に隠れて知られてないことじゃないのにね。普通に『表彰』にすればいいのにね。(^^♪ フフフ
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10月29日には王将戦挑戦者決定リーグ、佐藤天彦九段戦が行われました。
藤井二冠は118手で勝利。今期リーグ初勝利を上げました。成績はこの時点 で1勝3敗。
松本博文氏の観戦リポートを貼らせて頂きます:
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10月26日、王将戦挑戦者決定リーグ、永瀬王座戦 が行われました。
大熱戦だったこの試合、残念ながら164手で永瀬先生に敗れたのでした。
これは本当に形勢が一転、二転して最後までどちらが勝つのか分からない試合で、終局後は観戦側もぐったり。
永瀬先生には公式戦3戦目で初めて敗れたのでした。
相手が永瀬せんせーですから、どちらが勝ってもいいや、ぐらいに見ていたのですけどね。でも藤井二冠は3敗したこの時点で王将戦挑戦者争いからは脱落。リーグ残留を目指すことになりました。
そして最終的にはこの後3連勝して3勝3敗の成績となりましたが、同じ成績だった広瀬八段とのリーグ内順位差で、リーグ陥落となりました。
また来期も一戦一戦頑張ってね。
松本博文氏の詳しい観戦リポートを貼らせて頂きます:
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コロナウィルス感染者数が世界中で、日本中で急増していて、GoToキャンペーンの見直しなどが求められていますね。またより厳しい自粛規制が出されるのでしょうか。
不安もありますが、 私などは市内をウロウロして遠出せず、マスク、手指消毒、三密避けて、自分に出来る基本的なことを守るしかないなぁと思って暮らしていきます。棋士の方達、移動が不安ですね。特に番勝負で日本各地を転戦するタイトルホルダーの先生方。くれぐれも気を付けて。
先日の羽生先生発熱のニュースは衝撃でしたけど、大事ではなくホッとしました。王将戦最終局では豊島竜王と善戦する姿を見られてよかったです。