1月も最終週に入ってしまいました。
新年に入ってからの藤井二冠の対局は、ここまでのところ、6日の順位戦と17日の朝日杯オープン戦×2の3局だけでした。
その朝日杯オープン戦準々決勝で、いままで公式戦6連敗で、一部メディアでは『ラスボス』などと呼ばれていた豊島竜王に、7度目の対局でついについに勝利したのでした!!
会場は名古屋市内のホテル。多くの地元ファンが見守る公開対局。
これでベスト4に進出。次戦は2月11日、建国記念の日に渡辺名人との準決勝を戦います。
それにしても、ついに、やっと、勝利対局を見ることが出来ましたね~。
豊島竜王が投了を告げた時、会場から大きな拍手が起こり、Abemaを観ていた自分も、ふ~、と安堵の息を漏らしたのでした。
終盤、形勢判断が一瞬でしたが逆転した時は、去年の王将リーグ戦を思い出して、ドキドキが頂点に達したのですが。。。
とにかく良かった~。
後手番だった藤井二冠は『早繰り銀』という戦法を採って、積極的に攻めたのでした。解説者達が、珍しいですね、作戦を立ててきましたかね、等と話す中、対局は進み・・・
両者1分将棋となり、ハラハラしたのですが、解説の高見先生が『これはカッコイイ手ですね!』と感嘆の声を上げた8六歩、の後は藤井二冠が一気に勝勢となり勝ち切ったのでした。
終局後、大盤解説会場に二人そろって現れました。
相変わらずスーツにスニーカー姿がいいですね(^^♪
対局後のインタビュー:
『持ち時間が短い将棋なので、何とか積極的に攻めていける展開にしたかったです。最後、攻め合いになりましたが、その判断がよかったかどうか。かなり際どいのかなと思っていました。強い相手と出来るのは楽しいことなので、過去の成績は忘れて、一生懸命指そうと思っていました。今まで勝てていなかったので、なんというか、ホッとした気持ちはあります。』
普段はあまりお話をする方ではない方、なのかな。
この時の豊島竜王のマスクが少し大きかったようで、話しているうちに何度もずり落ちてしまい、見ているこちらはそんなことが気になってしかたなし(^^;
私はどこを見ているのでしょうね(^^;
その後二人は、感想戦を行う部屋へ移動。
そしたら豊島先生のマスクが不織布のマスクに代わっていた!
やっぱり使いにくかったんですね。ちゃんとピッタリのマスクを用意してあげてくださいね(*_*)。
マスクはさておき、感想戦は二人ともヒソヒソ声で、ゆっくりと時間をかけてしていましたね。
40分以上に渡り、ずい分ゆっくりと二人の世界を楽しんでいるようでした。
杉本将棋研究所で初めて対局して以降、公式、非公式で何度も対戦してきた二人の胸に去来するものは・・・
どんな気持ちで将棋の駒を箱に収め、どんな気持ちでそれを見ていたのでしょうか。
17:02に感想戦は終了しました。
これは生で見てはいませんでしたが、Abema TV出演でインタヴュー。
Abema君を抱いたまま答えていて、なんてことさせるのだー!と気の毒に思っていたのですが。。。
でも、最後に『さよなら』する時にAbema君をゆらゆら振ってくれたのには、思わず吹き出してしまいました。かわいい~(^^♪
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いつも記録させて頂いております。
松本博文氏の観戦記事を貼らせていただきます:
1月にはもうひとつ、対局がありますね。29日の竜王戦2組ランキング戦です。相手は、昨年将棋フォーカスで『B級グルメ戦法講座』で講師を務めていた阿久津主税八段。
一戦一戦頑張ってくださ~い!スリリングな将棋を期待しています!