豊島将之叡王(竜王)との叡王戦タイトル戦は第1局から第4局まで終わり、2勝2敗のタイとなりました。決着は最終局まで持ち越され、その第5局は9月13日に指される予定ですので、少し間があきます。
これまでの4局をまとめて記録しておこうと思いました。
手抜きでして、フォト中心に観戦リポート、解説映像を貼っただけです。
とにかく試合が多すぎで、追っかけが間に合いません💦
*******************************************************************************************
第1局は7月25日、神田明神で開催されました。
結果は藤井聡太二冠が95手で勝利。
角換わりで始まった一局は、中盤まで互角で進みましたが、終盤に入ったあたりで一気に均衡が崩れ、藤井聡太二冠のペースに。そのまま逃げ切りました。
この時点で『ラスボス』等と言われていた豊島二冠に対して、王位戦2連勝に続き3連勝となりました。この時点で対豊島先生とは4勝7敗。少し苦手意識を払拭出来た⁈印象でした(^^ゞ。
対局後、藤井二冠のコメント:
『早い段階で飛車角交換になって判断が難しかったんですが、こちらが打った角が働く前に急な展開になってしまって、そのあたりは自信がなかったです。こちらの形が整う前に戦いになってしまったので。飛車を取れたあたり、攻めていける形になったかなと思いました。第2局、第3局と続けてあるので、しっかり状態を整えて臨みたいです。』
いつも見ています。Youtuber石田先生のサイト(^^♪
講談調の先生のお話、大好きです(^^♪
****************************************************************************************
第2局は8月3日、甲府市『常盤ホテル』で行われました。
結果は、161手で敗れました。
終盤、藤井二冠が14回連続の王手で迫りましたが、豊島叡王が正確に対応して逃げ切りました。これで対戦成績は1勝1敗です。
終局は19:05。熱戦でした。
終局後、藤井二冠のコメント:
『(相手の)反撃に上手く対応出来なかったです。3局目がすぐにあるので、反省して、気持ちを切り替えて臨めれば、と思います。』
豊島叡王は:
『途中からはっきり苦しかったです。内容的に押されているので、少しでも良くなるように頑張りたいです。』
(前日の検分で)
真田圭一八段による解説:
松本博文氏の詳細リポート:
******************************************************************************************
第3局は8月9日、名古屋市『か茂免』で行われました。
結果は121手で勝利!
これで2勝1敗となり叡王獲得に王手、となりました。
二人とも深く研究している戦型らしく、9:00開始から昼食休憩までに71手目まで進むという、超早い展開。
80手過ぎあたりから、徐々に形勢に差がつき、中盤前には優勢に。
1時間半以上リードされていた持ち時間も、最終盤では逆転。
優勢のまま確実に進んで、大きな1勝を手に入れました。
広瀬先生による初手から解説です:
******************************************************************************************
第4局は8月22日、名古屋市の『名古屋東急ホテル』で行われました。
そして結果は・・・91手で敗戦。
対戦成績は2勝2敗。三冠達成は持ち越し、でした。
先手の豊島二冠は相掛かりの戦型を選択。
研究手を繰り出した豊島先生が序盤から優勢を築いて、徐々にリード。
藤井二冠も防戦しましたけど、差を広げられ、寄せ切られました。
藤井二冠、終局後のコメント:
『本局は完敗でしたので、最終局は精一杯戦いたいです。』
この時点で、豊島先生との対戦成績は6勝9敗。
戦い終わった後の感想戦は二人の世界、でしたね。
松本博文氏観戦リポートを貼らせて頂きます。:
アベマの初手から解説動画:
*******************************************************************************************
叡王戦 第5局は9月13日東京将棋会館で指されるまで、しばらく間があるのですが、間を置かず、24,25日には王位戦第5局が待っています。
開催地は徳島市ですが、この緊急事態宣言下、転戦するのは大変ですねぇ。場所変更はないのでしょうか。
二人の棋士と関係者の方々の『安全・安心』を祈りながら、応援することにします。