11月12~13日、竜王戦第4局が山口県宇部市、ANAクラウンプラザホテルで行われ、122手で藤井聡太三冠が勝利し、新竜王となりました。
豊島竜王相手に開幕から4連勝となり、竜王位を奪取、王位・叡王・棋聖に続いて4冠目を獲得。一夜明けた14日、記者会見に臨んだ時の映像です。
19歳と3カ月の藤井新竜王は、将棋界にある8つのタイトルのうち、半分の4冠を同時に保持することになって、羽生先生が持っていた『22歳9カ月の最年少4冠』の記録を28年ぶりに更新しました。
もうUnstoppableです。どうにも止まらないデス!山本リンダ状態ですね。(若い人は知らないですよね(^^;)
豊島先生に4連勝で竜王位を奪取するとは、全くUnbelievable!で、アンシンジラブル!です。
あの『高くて厚くて打ち破れない壁』だった豊島先生が『豊島九段』となりました。
これから先、どんなことが起こっていくのでしょう?恐ろしいくらいです。
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あちこちの記事を貼って記録します(^^;
前日の11日に宇部市入りして小学校でのイベントに主席。そして会場検分。
1日目。戦型は角換わりに。
序盤はハイペースで、1日目の午前中に63手も進みました。
午後からは長考合戦となって、深い読み合いとなり、ほぼ互角で二日目へ。
2日目は豊島竜王が仕掛け、藤井三冠が受ける展開。形勢は豊島竜王45%:藤井三冠55%位がずーっと続き・・・
藤井三冠は時間を使っていて、一時、時間差2時間半にもひらく程。
『この二人の対局はあまり波がない。ずーっと均衡を保っていて進み、緊張感がある。』と言われていたけど、本当にほとんど50%:50%で進んでいました。
徐々に藤井三冠側に60%位に振れてきたか、と思ったら急に豊島竜王側に60%~70%と振れてみたり。『とても難解な進行』という解説。
なので、対局の進行は読売新聞の詳細記事に任せて(^^;
対局中の表情をペタペタと貼ります(^^;
121手目、豊島竜王が3六玉と逃げたところでAIが『後手勝利』を表示。
頭に手を当てて考えている藤井三冠。
少し肩を落とす豊島竜王。
122手目、藤井三冠が2五金と打ったところで席を外す豊島竜王。
席に戻ってからもしばらく静寂が流れます。
『二人とも読み切っている雰囲気を感じますね。』と解説の本田奎五段。
『(記録係の)残り時間を消す音だけが響きますね。』と聞き手の中村桃子女流二段。
『豊島竜王も読み切っていても、なかなか手が出ないんですね。』と中村桃子女流二段。
『この将棋の重さを感じますね。』と本田奎五段。
そして18:42、豊島竜王が静かな投了を告げました。
残り時間は豊島竜王0:30、藤井三冠0:05。
投了後、しばらく記者達の入室は無し。3~4分してから関係者たちが次々と入室してきました。
対局後のインタビューが始まり・・・
豊島先生、敗戦後の質問にもきちんと謙虚に答えていましたが、胸中を思いやると、見ているこちらの胸が痛みました。
やっぱりトップの先生方はどなたも立派な人格をお持ちの方ばかりで、皆さん本当に素敵です。
豊島九段とはこれからも繰り返しタイトル戦を戦うことになるのでしょう。
今後の熱戦に期待します。
そして二人の静かな感想戦が始まり、約1時間続きました。
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感想戦後、記者会見がありました。写真撮影に応じる藤井新竜王。
この模様は下に動画を貼りました。
第4局の詳細はこの読売新聞リポートで。
スライドショーが素晴らしいです!:
最終局面をAbemaから:
三浦九段と中村桃子女流による初手から解説。とても丁寧に解説してくれていて
とてもありがたいです:
読売新聞による大盤解説ライブ中継:
20:00少し前から行われた記者会見動画(読売):
明日からの新しい週にも、順位戦、王将リーグ戦が待っています。そして一週間後の21日には、再び豊島九段とのJT杯決勝戦。
美しい熱戦を心から期待しています。