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The Fool On The Hillside

子は巣立ち、仕事も減り、始めた趣味の水彩画。記録しておこう!と始めたブログです。

2015年 : 11月 ペン画 『金沢文庫・称名寺』 + ドイツ語の話

ペン画 水彩画 風景スケッチ

11月18日は青空教室で『称名寺』が予定されていたのですが

雨天のため残念ながら中止となりました。

16,17日と青空のきれいな晴天だったのですが。。。

 

楽しみにしていたので、とても残念。

諦めきれず、ネットで称名寺の画像を探して

小さなサイズのペン画を描いてみました。

 

 

 

 

 

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金沢文庫称名寺

2015年11月18日 (Cotman  F0 S10)

 

称名寺は以前、近くに住んでいたので何回か行ったことがありました。

何年か前にも紅葉のこの時期に訪ねて、

大銀杏や反り橋を写真に収めたりしたのですが

絵を描き始めてからはまだ紅葉のこの時期、行っていないのです。

晴れていたなら、こんなだったのだろうなと

ネット画像を見ながら想像しました。

 

 

 

 

 

ところで、現在二つの水彩画サークルに所属しているのですが

そのきっかけとなったのは、大学の市民講座『ドイツ語入門』に出席したいがため、でした。

サークルAの活動曜日と市民講座の開講曜日が、日によって重なってしまうので、サークルBにも所属することにしたのです。

 

なぜドイツ語を?

突き詰めて行くと『脳トレ』なのかな?

 

いえ、その・・・語学は好きでして

仕事でも必要でしたので、色々な資格試験に挑戦して、色々と獲得、猛烈にガンバっていたのですが、還暦過ぎた今はもう、頑張る気力がなくなってしまったんですね。目も疲れるし^^

でも多分、語学が好き、なんでしょうね。それにサッカー好きなので、ヨーロッパのプロリーグの試合や選手達の情報を得るために、イタリア語サイトやスペイン語サイト、それにドイツ語サイトを覗きみるのが好き、だったのです。

 

バッジョにハマって以来、ラジオでイタリア語を聞き始め、バラックにハマって以来、ドイツ語を聞き始め、ラジオ講座のテキストは溜まる一方でした。もちろんズーッと継続して聞いてきた訳じゃなく、聞き止めていた時期もありました。

 

大学の市民向け講座は(惰性で)英語講座を受講してきましたが、今季適切な講座が見つからず、今年4月から意を決してドイツ語に登録した、という訳です。

周囲の受講生の皆さんは以前仕事でドイツ在住だったり、お子さんが結婚してドイツやスイスに住んでいたりで、それなりの理由があって受講なさっているようです。私のように『脳トレ』受講の人はあまり見かけず、(*_*;

 

 

長々とこんな入口の話をしたのは、実は先々週ちょっとしたアクシデントがその教室内で起きまして、それを書いておこうかなと思ったからです。

 

後期全12回コースのうち、6回はドイツ人講師、6回は日本人講師が担当します。

7回目に当たる授業はドイツ人講師担当の日でした。

テキストでは『住まいについて語る』ユニット内で、星座によってどんな部屋がその人に適切なのか、といった内容に取り組んでいた時でした。

室内巡回していたその講師の方が、教室後列の机の脚にご自分の足が引っ掛かかったらしく倒れてしまいました。倒れる音と共に『ぎゃ~!』というビックリするような声を上げられたので、受講生一同ギョッとして皆さん立ち上がりました。そして何事が起きたのかと後ろを振り向いて、倒れている講師の方を覗き込みました。

講師の方は床に上向きに倒れたまま、打った肩を痛そうに庇っています。

 

急いで事務局の方を呼びに行ったり、医務室の看護師さんを呼びに行ったり、『担架!』とか『救急車!』とか、騒然としました。事務局の方や看護師さんが駆けつけて来て、話しかけ、痛そうにしているドイツ人講師の方も何か言っているのですが、言葉がよく通じません。

しばらくザワザワしていましたが、少し皆が落ち着きを取戻してきました。この間20~30分位は経ったでしょうか。車イスが用意されて病院へお連れするのか、と思ったのですが、講師の方はその後ゆっくり起き上がり、肩を少し動かしたりしながら、自分で教壇机まで歩いて着席なさいました。骨などに異常はなかったようです。

『自習してください、CD聞いてください。』と片言の日本語でドイツ人講師が指示なさるので『今日は休講にしましょう。』と受講生たちが提案しました。

でも自習してください、私は教室を離れません、と言い続けるので、私達は近くの人達と自習するような形で、結局ザワザワしながら授業後半50分くらいを過ごすことになりました。

終了時間となり、各々が講師に『Gute Besserung! (辞書で調べたセリフ)』と声を掛けながら退出し解散となった訳です。

 

さて、次の週になりました。冒頭事務局の方達から、前の週の始末を詫びる言葉があり、その後、自習となった時間の埋め合わせ方法として3つの提案が出されました。

1)埋め合わせ授業は行わない。

2)残り5回ある授業のうち、日本人講師による授業を15分程度延長して埋め合わせる。

3)来年1月に埋め合わせ授業を行う。

 

挙手で多数決で決めようということになったのですが、その前にその日担当の日本人講師の方から説明がありました。

2)の案で、ドイツ人講師の方のアクシデントで失われた時間を、なぜ日本人講師の方が埋め合わせようとしているのかを不可解に感じる受講生もいるだろう、との日本人講師の方の配慮からです。

で、ここからがこの長々と書き留めている話の本題なのですが。

 

その日本人講師のお話しはこうでした。

ドイツ人講師の方は、埋め合わせ授業を行うなどというのはドイツでは考えられないこと、とおっしゃっている。あれは事故だった訳で、授業が出来なかったのは自分の『サボり行為』ではない。授業したかったけれど出来なかっただけだ。だからちゃんと授業中教室にいた。

このように主張なさっているので、彼女に埋め合わせ授業はできない、と考えた。それがドイツ人的働く側の主張であり考え方だ。働く側が守られている、といえばそうなのだ。

しかしここは日本。そこで私が埋め合わせに延長授業を提案した。 

と、まあ、そういう話でした。

『 日本的に考えれば授業料支払って来ている受講生たちの立場はどう守られるのか。』という点には触れられませんでしたが、そういった気持ちを汲み取って配慮なさったのだと感じました。

その後挙手で決を採ったのですが、予想通り(1)の埋め合わせ授業はなし、と決定しました。

 

私って、自分は傍観者のように書いていますね。

でも色々と興味深い出来事でした。

 

まずドイツ人講師の方の主張です。『自分の怪我は事故。怠惰が理由で授業が行えなかった訳ではない。授業を続けたかったけれど出来なかっただけ。だからメイクアップする必要は生じない。』

なるほど。

言語を学びに行っているのですが、ドイツの方の仕事をするということに対する捉え方、姿勢に、自分との違いを知り、言語学習とは別の意味での勉強になりました。

もし私が授業中に、何かに躓いて怪我をして通常授業が行えなくなってしまったなら、きっとその間出来るはずだっとことが出来なくなってしまったことを詫びて、メイクアップレッスンを行うでしょう。自分が躓いたのが原因なので自分で責任をとる、という思考回路を持っているから。

私を含む受講生たちも、感じたことは色々とあったでしょうけど、多数決で丸く収めた、という点がとても優しくおおらかで、日本人的なのでした。私も不必要に事を長引かせるのは避けたい、という気持ちの方が勝ちましたから。

 

水彩画とは関係のない出来事を長々と書いてしまいました。

この解決方法に不満があったり、誰かを非難したくて書いた訳ではなく、ただ国によって事の捉え方が違って興味深いな、と感じたので記録しておこうと思っただけです。