12月も色々と話題を提供している藤井聡太四段です。
順番に追いかけておきました。
最初はこのニュースから!
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順位戦7連勝
2017年12月8日
将棋の中学生棋士、藤井聡太四段(15)が7日、第76期将棋名人戦・C級2組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の7回戦に勝ち、開幕から7連勝とした。終盤で解説者も驚くような手を放ってからは徐々にリードを広げ、14時間近い長期戦を制した。
対戦した高野智史四段(24)の順位戦の成績はここまで5勝1敗。50人いる同組で、三つの昇級枠を争う競争相手の一人だ。後手番の高野四段が、流行中の戦術「雁木(がんぎ)」を選択。その後、互いに戦機をうかがう展開が続き、午後8時を過ぎてからようやく本格的な戦いが始まった。
藤井四段は一時守勢に立たされたが、戦いの中で玉を安全地帯に移動させることに成功。後手が△8六歩と歩を打った図の局面を迎えた。次に△8七歩成が狙いだ。
藤井四段はここで▲9七桂と香取りに打った。これが、ネット中継の解説者が「すごい手ですね」と驚きの声を上げた一手だった。
この局面では、▲6四銀と打って、相手の飛車や角を取りにいく手も考えられる。しかし、銀を手放すのはリスクもある。▲9七桂は▲8五桂と取ってから6四に香を打つ狙いだが、自分の飛車の働きを悪くするような場所である上、相手の玉からも遠いため、考えにくい。対局後、高野四段も「見えていなかった」と明かした。
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これはyoutubeで、勝利前30~40分から視聴しただけでしたが、解説者が驚く意表の一手(▲9七桂)に、解説を聴きながら見入りました。
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朝日デジタルより
プレミアム・フェス・イン・名古屋
イベントに参加。大人気だったようです。
トークショーではトーク力も発揮、会場からの質問に答える様子もyoutubeに上がっていました。
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藤井四段 子供将棋大会で負けた時のエピソード封印
会員制ネットサービスの将棋プレミアムが企画した今回イベントは、60席あるS席(5000円)が発売開始2日間で完売と大人気。会場に一番乗りした女性は北海道から前日入りし、藤井四段の出身地である愛知・瀬戸市など“聖地”も訪れ、この日は朝6時前から並んだという。ほかにも九州から訪れたファンもおり、連勝記録こそ29で止まったが、藤井フィーバーは相変わらずのようだ。
自身初のトークショーは「幼少時の写真」を見ながら振り返るという内容。「幼いころのことはあまり覚えていないですね」と言いつつも、すぐにいつごろのものかを即答。さすがの記憶力を見せた。
そんな藤井四段が唯一慌てたのが、リード役を務めた藤田綾女流二段(30)から「子供将棋大会の決勝で負けたとき、悔しくて歌を作っていたとお母様から情報を得たんですが」との質問が飛んだときだ。しばし絶句すると「あ、その話は…」とシャットアウト。どうやら“黒歴史”だったようで、残念ながらその内容は明かされなかった。
その後に行われた久保利明王将(42)との対局は激戦となったが、後手ながら106手で勝利。約2時間の早指しイベント戦とはいえ、タイトルホルダーに勝ったことで「苦しい将棋でしたが、粘って逆転に何とか持ち込めたことは自信になります」。約450人のファンは大満足の表情だった。
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全国からファンを集めたイベントは約450席が埋まる盛況で、S席5000円は発売開始2日後で完売。トークショーでは藤井四段を助けるように、幼少のころの写真を題材に思い出を語るという形で進められた。進行役から子供将棋大会の決勝で負けたとき、悔しさのあまり、思いをぶつけた歌を作ったという“黒歴史”に触れられ「あ、その話は…」と慌てる一幕も見られた。
記念対局では約2時間の早指し戦ながら、後手の藤井四段が久保王将に106手で劇的な逆転勝利。久保王将をして「序盤はまずまずの展開だったのにどんどん差が詰まって…。最後のほうで自分の読みにない手を指され、詰まされていた」と言わしめた。
春に行われたAbemaTVの企画対局でも羽生善治3冠(当時)に勝っており、非公式戦でのタイトルホルダー撃破は驚きではない。それより関係者から意外な高評価を受けたのが、初のトークショーだ。
日本将棋連盟の杉浦伸洋理事は「普通の中学生にはない落ち着きの中で時折見せる照れとはにかみ。人間性のある、いつもの藤井四段が出ていた。今後ますますトーク力も伸びるでしょう」と話す。さらに「こうしたイベントはここ4~5年ですが、以前は男性9割、女性1割だったのに今日は逆転。こんなことは今までなかった。将棋教室も入会希望者の子供がいまだにあふれています」とファン層拡大を実感しているという。
当の藤井四段は「苦しい将棋ではありましたが何とか勝つことができて自信になりました。タイトルは実力なくして取れるものはないので、一歩一歩、さらなる高みを目指していきたい」。クリスマスの予定も「ない」中学生棋士は年末も将棋一本だ。
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プレミアフェス久保戦、勝利の瞬間
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一方この日(10日)放送されたNHK杯、三回戦稲葉八段戦には熱戦の末、惜しくも敗れました。
ものすごい粘りだったけど、やっぱり稲葉八段は強かったです。ドキドキハラハラな一戦で、非常に面白く楽しめました。盤上の攻防ってすごい。
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朝日デジタルより
- 藤井聡太四段
NHKニュースでも取り上げられ(私が見たのはニュースチェックだけ)、翌日の朝日新聞にも載っていたのは、屋敷九段と松尾八段を破って朝日杯本戦出場を決めたこの 2試合。
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最年少で朝日杯本戦出場!
2017年12月15日
こちら朝日デジタルの記事です(動画付き!)。
将棋の中学生棋士、藤井聡太四段(15)が15日、東京都渋谷区の将棋会館であった第11回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の2次予選に臨み、1回戦で屋敷伸之九段(45)、決勝で松尾歩八段(37)に勝ち、本戦出場を決めた。15歳での本戦出場は史上最年少記録。デビュー以来の通算成績は54勝9敗になった。
藤井四段は「強敵ばかりの2次予選を勝ち抜けたのはとてもうれしい。本戦も一局一局、全力で臨みたい」と話した。
1回戦の相手、屋敷九段は名人挑戦権を争うA級順位戦に所属するトップ棋士。藤井四段は昨年12月のプロデビュー以来、初めてA級棋士から公式戦で白星を挙げた。対局後、藤井四段は「公式戦という舞台でA級の先生に勝てたのはとても自信になりました」と話した。
決勝で対戦した松尾八段は「(藤井四段が)強いことは知っていた。イメージ通り、びしびしと急所に来られた」と対局を振り返った。
朝日杯は持ち時間各40分の早指し戦。1次予選、2次予選、本戦とすべてトーナメントで優勝を争う。初参加の藤井四段は1次予選を4連勝で抜け、2次予選に駒を進めていた。
1月に始まる本戦トーナメント(16人出場)では羽生善治竜王(47)らタイトル保持者がシード棋士として登場する。藤井四段は1回戦でシード棋士と対戦する予定。(村上耕司)
朝日杯出場決定後、控室で森内先生と研究中。袋菓子を食べながら?^^
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2戦とも最終局面をyoutubeで観ただけですが、なんともカッコ良し、でした。
将棋って静かに向き合って駒を指し合う、一見すると落ち着いた『静寂』を感じる光景だけど、秘めたる闘志たるや激しい激しい。怒涛のぶつかり合いですね。
素人なんですが、観ていて攻め方(寄せ方ですか)がなんともすごみがあって怖~い。ビシバシ、スッ、スッーでした。飛車がスーッとスライドして来て王の真正面に睨みをきかした時なんか、ゾ~っとする恐ろしさです。
ただ私など素人なので、投了場面から解説があればいいのですが、ない時など、どうしてここで投了?この後どう詰むの?って置いてきぼりにされちゃいます。まあ、解説者が、あ、投了しましたねと言っているから勝ったのだろう、なんてネ、いい加減な観戦者なんです^^。そんな私でも楽しんで観ることできています。
23日は深浦九段との叡王戦、どんな一戦となるのでしょうか。楽しみです。