7月18日の王将戦対局は、千駄ヶ谷の将棋会館で行われました。
対局相手は現将棋連盟会長の佐藤康光九段です！
そして141手で難しい試合を制しました。
この日は藤井七段が17歳の誕生日を迎える前日、つまり16歳最後の公式戦対局でした。
先手番は藤井七段。
公式戦では佐藤九段とは初手合いでした。
最終盤で藤井玉が厳しく攻められて、もう風前の灯のように見えたのですが。。。
怖くて見てはいられない～、という局面。
自玉は詰まされない、と確信後攻勢に転じて・・
佐藤九段の投了。
この試合も最後までドキドキでした。
佐藤会長、優しそうな顔してるのに、将棋となると怖いのでした。当然なのだけど(^^;
対局後のインタヴュー：
本局を振り返って。
『バランスを取るのが大変な展開になってしまいました。飛車が安定せず、こちらの攻めが少し軽い感じになりました。類型のない将棋となり、本譜は少し残念です。』
バランスをとるのに最後まで苦労したという？
『終盤の入り口で間違えてしまって、（76手目に）8三歩と打たれた時点で苦しくしてしまいましたが、なんとか勝負できました。終盤は負けかとも思ったのですが。消去法で選んだ手なので、どちらかといえば負けと思いました。』
勝ちを意識したのは？
『（125手目に）8六銀と受けてこちらに攻めが入った時に。』
佐藤九段とは初手合いでしたが。。。
『佐藤九段は序盤から力強く指されて、うまく陣形をまとめられてしまいました。そのあたり自分に足りないところです。佐藤九段の強さを感じました。』
2回戦の中村戦について。
『リーグ入りを目指して、1局1局全力を尽くしたいです。』
16歳最後の日の勝利について。
『年齢を考えているわけではなかったです。全力を尽くして勝つ、という結果につながったのはよかった と思います。』
16歳を振り返ると？
『試行錯誤の一年でした。強くなるにはどうしたらいいかを考えて取り組んできて、よくなった部分もあればまだまだ課題もたくさんあります。』
中盤の課題について。
『今日のような類型の少ない形だと、なかなか判断が正確にすることが難しいです。やっぱりまだまだそのあたりの力を付けていく必要があるかな、と思います。』
17歳の決意を。
『なにより強くならないといけないと思っています。17歳の一年で確実に成長できたと言えるように頑張りたいです。』
ところでこの日のランチは、餃子チェーン（餃子王将）が特別協賛となって、両対局者に無料提供したそうです(^^♪
二人が注文したのは・・・
佐藤九段は『大胆不敵な生姜焼チャーハン』藤井七段は『魅惑の肉あんかけニラ玉チャーハン』、そして二人とも餃子を追加注文した、とか。
ずい分と『凝った』名前の中華料理ですね(^^♪
感想戦中：
棋譜を貼りました：
3日後の21日にはAbemaトーナメント決勝戦が控えています。
