朝からピカピカの秋晴れでした!
8:00から朝食です。
前夜と同じお座敷に入ると、昨夜は見えなかった眼前の庭園の美しさを知ることが出来ました。素晴らしい眺めです!
典型的な朝食をいただきました。
朝は白みそ仕立てのお味噌汁。美味しかったです。湯豆腐には刻み葱、ショウガ、糸のように細く切った海苔が添えられていました。
朝食後、庭園内を散歩してみました。
食事をした旧館。歴史ある建物ですが、前回の台風22号の時、屋根や瓦、ガラス窓に被害を受けたそうで、現在は木材で一部修理中でした。今回の台風24号では、大丈夫だったでしょうか?
庭園内を歩いてみました。
空がこんなに青い!
東屋がありました。
池には灯篭が。
木々の間から見えた旧館屋根。
さて、この日の予定地は比叡山でしたが、比叡山延暦寺参拝をするためには、まず、どう山へ登るか、ルート選びをしなければなりませんでした。
旅行前計画時(1)出町柳から叡山電鉄、八瀬からケーブルカー、ロープウェイを乗り継いで比叡山頂へ行くか、(2)京都駅からバスで比叡山頂まで行くか、はたまた(3)坂本からケーブルカーに乗るか、色々迷って迷って、散々時刻表を調べました。
で、結局妹のお友達で現在京都在住の方が(1)を勧めてくださったので、その案で行くことに決めました。
朝9時過ぎ、宿からバスを乗り継いで出町柳駅に到着し、一番ホーム待っていると入線してきたのは今年デビューしたという観光電車『ひえい』です!
しばらく町の中を通っていた電車でしたが、八瀬駅に着くともう山が迫っていました。
『八瀬比叡山口駅』です。
この駅から、木製の橋を渡り、石の階段を上がって5分程歩いて着いたのが『ケーブル八瀬駅』。
ケーブル八瀬駅からケーブルカーに乗って、急こう配の山を登りました。
車内はこんな急こう配の階段。
10分程でケーブル比叡駅に到着。
今度は叡山ロープウェイ駅に移動。
ロープウェイに乗り込み出発をしばらく待ちました。定員30名とありましたが、そんなに乗れるのかな、と思うような小さめな箱でしたよ。
やっと動いて、約3分で山頂駅に到着。このロープウェイは正直怖かったです~。写真を撮っている余裕なし、でした。
下をみると相当深い、というか高いところを移動していくんです~。タモリさんじゃないですが、やっぱり下に地面がないと嫌だな~。帰りもこれに乗るのだ、と思うと早く帰りたい気分に(^^;
ロープウェイ比叡山頂にようやく到達しました。
バスは11:30まで待たないとならない、ということで左右の写真を撮ってみました。
琵琶湖側の眺望です。
こちらは大原側の眺望。
バスを待ちながら思いました。乗り継ぎ時間が長いのだなあ~と。
もう少し乗り継ぎよく運行くれると嬉しいのですが、、、奥深い山の中なので仕方ないですね。
一時間に3本出ている叡山電車で10:07に出町柳を出発して10:21には八瀬叡山口に着いたのです。やっぱり一時間3本出ているケーブルカーに乗り継いで10:30発で10:39にはロープウェイに到着、ロープウェイは10:50発10:53着でした。
ここまでの乗り継ぎはスムーズでした。
ロープウェイ駅からバス発着所までは坂を下って登って10分程の距離でした。
着いた山頂バス停での30分のバス待ち。
何もない山頂バス停で、30分も時間をつぶすことになりました。でも秋晴れの良いお天気でホントよかったです。景色を眺めて時間を過ごすことが出来ましたので。
やっと来たシャトルバスに乗りました。
延暦寺までは約5分程の乗車時間でしたが、急坂、急カーブが連続する道路でした。
国宝殿脇の道を進み大講堂の前へと出ました。
この日は『特別法儀執行中』のため、すごくすごく残念なことに大講堂内へ入ることが出来ませんでした。以前見た中村芝翫さんが案内する『歴史探訪ぶらり京都旅』で、大講堂内部が紹介され、比叡山で修行した各宗派の宗祖の木像が祀られていることを知りました。なので延暦寺へ行く機会があればここは訪れたいと思っていたのですが。。。とても残念。
鐘をつく人達が並ぶ鐘楼脇の階段を降り・・・
根本中堂へ向かいました。
現在大改修中(2026年まで)と知ってはいましたが、すっぽりと覆い隠されていて、代わりに大きな工場が建っているようでした。
中へ入ると、組まれた鉄筋の足場との間に、 僅かに根本中堂が垣間見られましたよ。
内部は全面撮影禁止でした。
靴を脱いで内部に上がり、『不滅の法灯』を参拝することが出来ました。
そして母の残した写経を収めさせて頂きました。
参拝の記念に、お線香『叡山香』『白檀』、その他を購入。
根本中堂の正面にある勾配のきつい階段下にあった案内板です。
この急こう配の階段を一歩一歩登って、文殊楼へ向ったのですが、結構大変でした。
手摺が無いと怖い感じ。
文殊楼正面に立ちました。
ここは『歴史探訪』で中村芝翫さんが、延暦寺境内で最初に訪れた場所でした。
中に祀られた文殊菩薩をお詣りしたかったのですが、この階段を見てちょっと恐れをなしました。・・・登ることは出来ても下りを考えると恐ろしくて。
上へ登るのは諦めました(^^;
比叡山延暦寺の境内は、坂の勾配も階段の勾配も、とてもきついのでした。
13時近くになっていましたので、萬拝堂地下にある食堂で昼食をとりました。
比叡そば、730円でした。(^^♪
とても混んでいて食券の番号が呼ばれるまで大分待つことに。
14:00頃食堂を出て、戒壇院、阿弥陀堂方向へ向かいました。
帰りのバスの時刻が15:13でしたから、それまで時間を考えながら進みました。
二か所とも急斜面(私にとっては(^^;)の坂を上って行きます。
戒壇院を通り過ぎ、まず東塔へとやってきました。
昭和55年に再興された建物だそうで、真新しい感じでした。
そのすぐお隣にある阿弥陀堂は昭和12年建立された、檀信徒の先祖回向の道場だそうです。
阿弥陀堂前の長い階段を下り、下り坂途中にある戒壇院です。小さな鐘楼もありました。
15:00少し前にバスターミナルに戻りました。
休憩所でまたソフトクリームを食べて休憩。
15:13のバスで再び比叡山バ停まで戻りました。
無事に延暦寺の諸堂を巡り、お詣りして、御朱印は5か所で頂くことが出来ました。
今回横川地域まで行くのは難しいだろうけど、西塔地域までは、特に浄土院は訪れることが出来るかな、と考えていたのですが厳しかったです。
東塔地域のみで、さらに大講堂は中に入ることが出来ず残念でしたが、厳かな修行の場として比叡山の空気に触れることが出来た、という気持ちです。
朝来た逆ルートで出町柳まで戻ってきました。
比叡山頂ロープウェイ駅発 15:35
ロープウェイ駅からケーブル駅へと移動しました。
叡山ケーブル駅発 16:05
八瀬比叡山口駅までは、またこの橋を渡って
はい、八瀬駅到着です。
八瀬比叡山口駅を16:30頃の電車に乗り、出町柳駅に戻ったのは、16:45でしたか。
帰りもまた『ひえい』に乗りました。 今度は正面から撮りました。
出町柳駅前のバス停に来た17番系統のバスに飛び乗ったところ、『京都駅』行きではあったのですが、どうも銀閣寺方面には行かないバスだったようで(^^;、三条京阪バス停で降りました。間違いもまた旅の思い出(^^♪
バスターミナルで地図を広げてどのバスに乗ろう、と話し合っていたところ隣に座っていた女性が相談に乗ってくださり、5番系統のバス停を教えてくださいました(^^♪
親切な方がいてくださり有難かったです。ありがとうございました!
やっと宿へ向かうバスに乗れたのですが、まだ時間があったので、バス内で相談し、一つバス停を乗り越し『南禅寺前』で降りることに。
17:15位になっていたのかな。日が陰りかけていたのですが、次の日は台風の影響で悪天候が予想されたので、頑張って訪ねてみることにしました。
15~20分程歩いて南禅寺総門に到着。
その奥の三門です。大きくて立派な門であることは見聞きしていたのですが、現物は本当に立派で荘厳で、厳かにそそり立っていました。
本堂方面から振り返ると、夕日が光り、とても美しく、この旅一番の絵的な印象的シーンとなりました。
ここまで来ることが出来たことに感謝したい気持ちでした。
宿には18:00過ぎに入ることが出来ました。
この日の歩数は約11,000歩でしたけど、坂と階段が多かったので前日より足が疲れました。
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3日目は朝から小雨が降り、台風が近づいているという天候でしたので、ゆっくり9:30ころ宿を出て、すぐ京都駅へ向かいました。
10:00過ぎに京都駅に到着。
新幹線は13:56でしたので、約4時間ほど京都駅構内をうろつくことになりました(^^♪
まずロッカーに荷物を入れました。
京都駅にはロッカーがいっぱい!私たちはホテルグランヴィア京都の一階部分にあるロッカーを使ったのですが、ロッカーなんて使うの何年ぶり?
しかもコインを入れて閉めるタイプではなくて、支払機が列ごとに一か所にまとめられているので、ロッカー番号をタッチしてコイン投入、領収書と引き取り券が一緒になったチケットを受け取っておき、引き出す時そのチケットのQRコードをかざしてロック開錠する、そんなタイプのロッカーでしたから、年寄りは困りました(^^;。
若い旅行者が使うのを横から見ていて、そうするのか~と学び、真似をして何とか預けることが出来ました。機械の使い方をひとつ学びましたよ(^^;
晴れてお土産品探しへと出かけたのでした(^^♪
と、その前に二日間コーヒーを飲んでいなかったので、美味しいコーヒーを飲もう!ということになりました。
地下街ポルタにある懐かしのイノダコーヒー。この響き、懐かしい。
コロンビアコーヒーとレモンパイをおなかに入れて早くも腹ごしらえしちゃいました。
周囲の席はアジアからの若い観光客で占められていました。海外のガイドブックに紹介されていたりするのかな。
この日の歩数はここまでで約6,000歩でした。
最後に帰りの新幹線の中で起きた出来事を:
行きの新幹線は平日だったせいか、周辺の乗客はほぼ皆、スーツに身を包んだビジネスパースンのといった様子でした。帰りは土曜日ということでお子さん連れの家族などもいて違った雰囲気。『のぞみ』なので名古屋の次は新横浜しか停車しないはずが、急に熱海に臨時停車する、というアナウンスが流れました。1号車トイレで急病人が出たとのことで、医療関係者と中国語を話せる人が乗車していたら支援にきてほしい、とのことでした。しばらくしてお医者様と中国語を通訳する男性の支援を得て、病人は熱海で手当てのため下車することになった、とのアナウンス。
熱海で7分間停車後、出発となり結局新横浜には定刻の6分遅れで到着しました。
この出来事、夫からも以前に似た様なケースに会ったことを聞いていましたが、自分でも遭遇して、あらためてJR東日本の新幹線乗車スタッフの対応のスムーズさ、静かに落ち着いている乗客たちに感動でした。
急病人の病状は分かりませんが、無事を祈ります。きっと後日、JRの素晴らしい対応を知って、本人も家族も感謝することになるのでしょう。一本の『のぞみ』に遅れが生じると、後続車にどのくらいの影響が出るのでしょうか。すごく過密に組まれたスケジュールですよね。生じたずれを、影響を最小限に食い止めてどう上手く解消していくのか。コンピューター制御なのでしょうが、機械も人間も素晴らしいなと思いました。
比較するのは間違っているけれど、比叡山の乗り継ぎを経験した後だったので、特にそう感じてしまいました(^^;
いろいろな刺激を受けた今回の旅でした。