The Fool On The Hillside

子は巣立ち、仕事も減り、始めた趣味の水彩画。記録しておこう!と始めたブログです。

藤井聡太五冠: 3連勝で叡王戦初防衛!

5月24日、千葉県柏市で行われた叡王戦5番勝負第3局、藤井五冠が出口若武六段に勝ち、3連勝。今年度最初のタイトル戦で叡王防衛を果たしました(^^♪

 

すごいこと!なのに、もはや普通の出来事のようになっています(^^♪。

 

 

 

第3局の戦法は『相掛り』。

50手過ぎから出口六段が仕掛け、激しい攻め合いに。

 

その後大駒の取り合いがあり、激しい攻防となりました。

 
 
両者とも終盤は持ち時間を使い果たして、1分将棋に突入。
評価値が激しく揺れ動いた後、急転直下、藤井五冠が勝勢に。
 
 
 
 
18:18、109手までで出口六段が投了。


藤井五冠はこれでタイトル戦13連勝となって、歴代連勝記録2位となりました。戦うごとに何か記録がついてくる19歳です(^^♪
 
 
 
終局後、『中盤で時間を使うことが多く、判断がつかない場面もあり、課題だと感じました。結果を出せたことは嬉しいです。来月からの防衛戦にむけて、また頑張りたいです。』と語りました。
 

 
 
 
 
敗れた出口六段、『徐々に慣れてきていたので、今日の対局で負けたのはすごく悔しいです。もう一度鍛え直して、上に上がっていきたいです。』と語りました。
 

 
出口六段、普段はホンワリとした優しそうな青年ですけど、あと一歩での勝利を逃して、本当に残念そうでしたね。
 
そして、二人の感想戦は楽しそうにつづきました。出口さん、よくしゃべる(^^♪『いや~』とか『ん~、結局・・・』とか『いや~、そうなんですよ』とか。時々、石田先生が言葉を挟んで加わって(^^♪。
19:30から記者会見予定、と画面に表示されているけれど、ずっーと続く感想戦でした(^^♪。
 
 
 
 



藤井五冠の方は、対局後の記者会見で『結果が出せたのは嬉しいですが、タイトル戦以外の対局も含めて、内容と結果を向上させなければならない、と思います。
今後も防衛戦が続きますが、防衛か挑戦かは大きな違いではありません。大きな舞台で対局出来ることをモチベーションにして、頑張りたいです。』
などと語りました。

 

最終盤映像です。形勢が急転換するのがスリリング!💦

 

abema.tv

 

ニュース映像をひとつ貼りました。

 

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杉本先生解説と出口若武六段の涙が話題に:

 

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ところで、対局前日、柏入りした二人は東大柏キャンパスを訪問。

自動運転のバスに乗車したそうです^^。

石田先生もご一緒!

 

 

 

『最先端の研究現場を見学することが出来て楽しい時間でした。自動運転バスも自動運転と言われてなければ分からない感じで。

使われている技術を解説していただき、より興味が出てきました。』と話していました。

 

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それでは、叡王戦タイトル戦を第1局から簡単に記録しておきます(^^♪

 

 

第1局は、4月28日、神田明神で開催されました。

 

 

結果は、93手で藤井竜王の勝利。

戦型は相掛り。

後手の出口六段が先に仕掛け、いきなり苦戦のように見えました。

長考で時間を使い、昼食休憩の時までに1時間59分も消費してしまってました。

一方の出口六段は59分のみ。

 

昼食後、再開してからは両者とも長考を繰り返し、16:00までに、たったの5手しか進まないという超スローペース。

 

 

が、終盤力を生かした藤井先生が抜け出して、初戦、白星発進でした。

 

 

前日27日、検分の様子です。

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第2局は、5月15日、名古屋東急ホテルで行われました。

千日手となり、指し直し局を75局で制し、叡王戦5番勝負を2連勝としたのでした。

 

 

昼食休憩後、後手の藤井五冠が少し優位に進めていたようです。

そこへ逆転へ飛車を活かしたい出口六段と、馬を取られまいとする藤井五冠が、矢継ぎ早に同じ手を4回繰り返し、千日手が成立。

 

30分後の17:06から、先後を入れ替え、藤井五冠先手で始まりました。

再び、相掛りで進み、藤井五冠優位のまま、2勝目を上げたのでした。

 

 

 

 

叡王戦とはちょっと離れた話ですが・・・

 

この日(5月15日)はNHK杯佐々木勇気七段と本田奎5段戦があり、解説が増田康宏6段という若手棋士3人揃い踏み、でした。

佐々木七段が勝ったのですけど、その後の感想戦が増田六段を交えて賑やかで面白かったです。まっすー六段はゆーき七段とは研究将棋をよくやっているそうで、親しい仲って言ってました。増田先生はよくおしゃべりになっていて(^^♪、本田さんがデビューしたその年に棋王戦タイトル戦に出場決めて、あれは衝撃だった、などと言ってましたね。若い棋士三人の感想戦が楽しそうだったので、つい書き残しておきたくなってしまいました(^^♪