The Fool On The Hillside

子は巣立ち、仕事も減り、始めた趣味の水彩画。記録しておこう!と始めたブログです。

藤井聡太二冠:初のタイトル防衛戦・棋聖戦第1局に勝利!

この夏、藤井二冠はいよいよ初のタイトル防衛戦を迎えますね。

大一番が目白押しです!

その初戦、渡辺三冠の挑戦を受ける棋聖戦五番勝負の第1局が、6月6日、木更津市にある『ホテル三日月』で行われました。

結果は、90手で勝利。

白星スタートでした!

 

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ここのところ、深浦先生や稲葉先生に敗戦を喫していたので、『不調か?』みたいな声も聞こえましたが、そんな声はものともせず、解説の広瀬先生をして、『後手番だった藤井二冠の快勝譜でした。』と言わしめた勝利でした!(^^)!。


 初めての防衛戦に臨む和装は・・

 

くすんだブルー系の羽織姿で入室する藤井二冠。

 

 
対する渡辺三冠も、初夏らしいグリーン系の羽織でした。
 
 
お互い激しく攻め合う展開。
後手の藤井二冠が徐々に優位に立ち、18:24、90手までで渡辺三冠投了となりました。 
 
終局後の藤井二冠: 
『あまり防衛戦というのは意識せずに臨みたいと思っていました。自然体で指すことが出来ました。2局目以降も、しっかりいい内容にできるよう、準備していきたいです。』
 
一方、渡辺名人は:
『長考したところで間違えてしまったところがあったようで、一気にダメになってしまったのは残念でした。もうちょっといい内容の将棋が指せるようにやっていかないといけないと思います。』
 
 
 『4五桂と、跳ねた辺りで勝ちを意識した』と語った藤井二冠。この時、桂馬を4枚持っていました!! 
 
 
 
松本博文氏の詳しい観戦リポートを貼らせていただきます。
 
 

削除されてしまうでしょうか💦

初手から解説動画:

 

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対局前日に行われた会場検分の様子。

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色々なイベントが用意されているんですね。

植樹は分かるにしても、手形まで取らされて。

ここぞとばかり、木更津市棋士を思いっ切り利用しちゃっている"(-""-)"

手形なんて、もっと簡単な方法ないの?って思いました。

大切な棋士の右手を手荒に扱われてハラハラしましたよ。

 

 

 

 終局後のインタビューと感想戦

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いつものように、遡って記録しておきます。 

 棋聖戦第1局の3日前、6月3日のこと。

順位戦B級1組2回戦、対稲葉陽八段戦が行われ、165手に及んだ熱戦の末、敗れました。

 

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今期順位戦は1勝1敗となり、順位戦の連勝記録は歴代単独2位の22でストップ。

藤井二冠が順位戦で敗れたのは、2019年2月5日の対近藤誠也(当時)5段以来で2敗目。順位戦通算成績は40勝2敗だから、それでもすごい!

因みに順位戦連勝1位記録は森内先生の26連勝で、これはまたすごい記録ですねぇ。

 

 

この稲葉戦の終局は深夜1時9分。観戦する方も翌日にひびく時間ですよ。

 

 

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先手の稲葉八段が終始リードしている模様でしたが、100手目辺りではお互い残り時間が約1時間くらいで、形勢も50%:50%で互角。

116手目では一瞬、藤井二冠が形勢逆転した面もあったのですが、最終的には押し切られました。稲葉先生、強かったです。 

 

 

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終局後、稲葉八段:

『相手が強いのは分かっているので、自分の力を出し切るしかない、と思っていました。熱戦を指せたのは次に繋がると思います。』

 

一方、藤井二冠は:

『(稲葉八段の)71手目の6六歩がこちらの予想に無い手で、どういう方針で指せばいいか分からなくなってしまった気がしました。あまり勝機の無い将棋になってしまったかな、と。最初の長考(72手目)で正しい方向へ進めなかったのが悔やまれる気がします。B級1組は手強い相手ばかりなので、その中で自分の力が足りないところもあるのかな、という印象です。これからも次の一局に全力を注げるようにしたいな、と思います。』

 

 

 

news.yahoo.co.jp

 

 

松本博文氏の詳しい観戦リポートを貼らせていただきます。

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さらに遡って、5月31日のこと。

叡王戦本戦トーナメント2回戦、対永瀬王座戦が行われました!

大一番なのですが、この日はワクチン接種予約日だったので、朝から落ち着かない気分で過ごしてました。

 接種を済ませて、ちゃんと見ること出来たのは最終盤と感想戦💦

最後『打ち歩詰め』回避でキレイな詰み、との解説だけ聞けました💦

 

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 研究パートナーの二人の対局は、ゆっくり観戦したかったですが。。。

 

 

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感想戦は記者など入らず、二人で和やかに、ズーっと続いていました😊。

扇子を開閉しつつ、目元にほほ笑み😊

 

永『なるほどー、あーそうなんですねー』

藤『確かにこれもキビシそうですけど。。。』

永『そうなんですかー、んー、なるほど、なるほど、 取ると金で・・・』

藤『取ると金で・・・』

永『よくわからん、んー、感触は悪いんですけど、ー、いいのであれば、そうですねー、たしかにー』

 

延々と続きそうな雰囲気。藤井二冠はニコニコして楽しそう。永瀬先生と一緒で楽しそうでした(^^♪。

 

解説は阿久津先生と村山じめこ先生(^^♪ 

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 松本博文氏の詳細観戦リポートを貼らせていただきます:

 

news.yahoo.co.jp

 

 

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遡って5月17日、永瀬戦の一つ前の叡王戦本戦トーナメント1回戦が行われました。

藤井二冠の対局相手は(渡辺いっけいさんにしか見えない😊)行方尚史九段です。

 

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16:48 80手で勝利し、ベスト8へ進出しました。

 

叡王戦本戦ではこの時点で過去2戦2敗だったそうで、今回本戦初勝利でした。

棋戦にも相性とかあるのでしょうか。タイトル挑戦までは、あと3勝しなければならず、まだまだ先が遠かったです。

(次戦は準々決勝で、永瀬王座との対局でした)

 

 

この日の解説はAbemaトーナメントでチームメイトの高見七段と、少し前に王座戦で敗戦を喫した深浦九段でした。

このお二人のトークは話題豊富で、ホント面白いです。

ちょっと席外そうかと思うけど、聞き逃したくなくて、音声だけ聞きながら仕事するという(ウェブ研修課題が出ていて締め切りが近いというのに💦)そのくらい楽しいものでした。

 

 

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この日、登場した高見先生のスーツの肩がおかしい?と思っていたら、深浦先生が尋ねてくれました。『大丈夫ですか?』

聞けば左腕を骨折してしまったらしく、ギブス?のせいかスーツの左腕がパンパン、そのためスーツがキチンと体に合ってなくて、ぎこちない様子。

高見先生『右腕じゃなくて、よかった。とっさに左腕ついた自分を褒めたい』などと言うと

深浦先生『左腕というのはさすがです。私の場合はフットサルで右腕でしたからね。』

その時、弟子の佐々木大地先生が病院へ付き添ってくれた、優しい弟子ですね、など話題発展。弟子の大地先生が何度も話題の上ったり。

 

 

 

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深浦先生は行方先生と年代が近いこともあって、エピソードがいっぱいでした(^^♪

棋士4人で仕事絡みで行ったアメリカ、カナダ旅行の話など、本当に面白かったです。深浦先生、お話上手ですね~。行方先生の、その人となりがすごく良く見えてきました。危なっかしくて周囲をハラハラさせるけど、その愛すべきお人柄。お酒大好きぶりも面白おかしく、楽しく聞きました。

 

 

 解説者お二人のトークの一部で、藤井二冠と永瀬王座の話し方が似ているという話題が、以下の記事になっていました。

times.abema.tv

 

二人の話し方、ん~、そんなに似ているかな~と思ったけど、最近『!!あ、この口調!』って感じることが増えてきました(^^♪

 

永瀬先生の口調で特徴的なのは、『えっと~』が多い事?じゃないですか。(^^♪

一方藤井二冠は、『ええっと~』はほぼ言わなくて、その代わり『なんていうか・・』をよく差しはさみますね(^^♪ それから、答えをジーっと考えた後の話し方が、結構早口。

 

近くで見ていて、深浦先生と高見先生が感じたのだから、もっと沢山共通したものがあるのでしょうね。

 

 解説者の話ばかりになりましたが💦💦

手抜きですけど、対局については、松本博文氏の詳しい観戦記事を貼らせていただきます:

news.yahoo.co.jp

 

 

さて、明日は屋敷九段との順位戦が待っています。

さらに18日(金)には早くも棋聖戦第2局。ドキドキの夏がやって来ます!