The Fool On The Hillside

子は巣立ち、仕事も減り、始めた趣味の水彩画。記録しておこう!と始めたブログです。

藤井竜王:朝日杯オープントーナメントで4度目の優勝!!+NHK杯+王将戦

2月23日の祝日(天皇誕生日)に行われた朝日杯オープントーナメント、準決勝・決勝戦で、藤井竜王豊島将之九段と渡辺明名人を破り、朝日杯四度目の優勝を果たしました!!

 

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2018年、プロ入り始めての棋戦優勝を果たしたのがこの朝日杯でしたね。

あの当時、羽生先生との準決勝や、広瀬八段との決勝戦で見せた、あの集中している時の表情、In the Zoneの表情は変わりませんね(^^♪。

今回、決勝戦で渡辺名人を破って、2年振り四度目の優勝でした!!

 

 

 

勝戦の前に指された準決勝戦ですが・・・

 

豊島九段との準決勝では、驚きの大逆転が起きましたね~~。これはビックリでした。驚きました(@_@)

 

 

形勢判断で豊島九段に99%勝利が傾いていて、相手豊島先生だし、もう覆らないのだろうな、今年はベスト4で敗退なのかな、と思っていました。

 

ところが・・・豊島先生が154手目六5金を指したところで、いきなり形勢が5%:95%位の数字になって、大逆転が起きました~!!サッカーも最後のホイッスルが吹かれるまで勝敗は分かりませんけど、将棋もホント、その一手で急高下するんですよね~。すごいこと、起きます!!

解説の高見七段もエーッ!!と絶句しちゃってました。『藤井さんはやっぱり持っているんですね。』

 

 

対局後の大盤解説で、『かなりひどかったです』などと、残念そうに語る豊島先生でした。

 

写真・図版

 

準決勝後、大盤解説場で4人の棋士勢ぞろいして、解説している映像。

渡辺名人、菅井八段の解説に会場爆笑で、楽しそう。いいですね、こんな解説会場に居合わせてみたい!

菅井先生の会場を観客を楽しませる話術に驚きです。以前、『寄らば切るぞ』風な怖さがあったんですが、ずい分柔らかくなられてて。

 

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勝戦では糸谷八段に勝利して決勝へ進んだ渡辺名人と対局。

103手で勝利して2年振り、朝日杯4回目の優勝を果たしました!

 

14:15開始の決勝戦。103手で勝利。

 

 

勝戦後の大盤解説。『ビジュアルが悪いんだよな』(^^♪

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大盤解説場のライブ映像。

ずっとAbemaTV見てたけど、こういうの有難いですね。

 

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最後に、この日のハイライト映像を貼りました。

準決勝・決勝出場者インタヴュー、優勝カップ授与まで:

 

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これに先立って行われた1月15日の準々決勝、増田康宏六段戦も大熱戦でした。

 

これが『名局』の呼び声高い、169手までの物凄い熱戦だったんです。なので、棋譜と・・

 

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感想戦を貼っておきます:

 

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『互いに得意の角換わりの出だしから、じりじりとした中盤戦に。

藤井竜王が仕掛けて抜け出したが、先に1分将棋に突入し時間に追われながらの戦いとなった。得意の終盤力で押し切るかと思われたが、綱渡りの終盤戦で飛車打ちを選択。ぎりぎりのバランス感覚を見せた増田六段が逆転に成功した。

しかし、終盤力を誇る藤井竜王は、連続王手で増田玉に迫り激しいプレッシャーをかけて行く。

増田六段は厳しい追い込みから入玉を目指し、両者の玉がの間で大激戦が繰り広げられた。窮地の藤井竜王だったが、自陣を再生しつつ攻撃を繰り出す技を見せて、再逆転。

最終盤では藤井竜王が討ち取り、勝利を飾った。』  

 

 

 

対局後のコメント:

藤井竜王:『角換わりからお互いの玉が寄るかの激しい展開になり、判断のつかない局面が多かったです。途中王手で迫っていきましたが、うまく対応されてしまって苦しくしてしまっていたのかなと思います。その前に違う手があったか、という感じでした。』

増田六段:「『序盤は予定していた作戦で良い形で進んでいたのかなと思っていましたが、最後は逆転を許してしまいました。(午前中の永瀬戦と本局で)内容の良い将棋が指せたので、自分の自信には繋がったと思います。』  

 

29勝目を献上した時と比べると、筋トレで姿勢もピシッと決まってきて、カッコ良くなられた増田先生。これから藤井竜王の脅威になる勢い、ですね。

 

この一局を杉本先生と一緒に大盤解説していたAbemaチームメンバー、永瀬王座の動画を見つけたので貼りました。最後の方に藤井竜王、増田六段も登壇して解説しています!

 

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この藤井:増田戦の前に行われた永瀬王座との一局、これも熱戦でした。

 

 

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ところで、一般棋戦グランドスラム達成か?等という声も聞こえてきてます。

銀河戦』『将棋日本シリーズ』に続いて今回は『朝日杯』優勝。

残る一つはNHK杯

 

(藤井竜王の顔写真ばかりが増えていっている『日本将棋連盟・一般棋戦のページ』)

 

ここまで伊藤匠五段、佐藤天彦九段、中川大輔八段に勝利してきて、こちらもベスト4に残ってまして、今年はホントすごいですね。

 

写真は1月15日、佐藤天彦九段戦です。天彦先生、髪クルクル(^^♪

 

 

天彦先生の謙虚な言葉にも・・打たれます。

 

 

 

形勢は一転、二転して入れ替わり・・

 

 

 

146手までの熱戦でした。

 

NHK杯は今まで

2017年度第67回は3回戦で稲葉陽八段

2018年度第68回は1回戦で今泉健司四段

2019年度第69回は2回戦で久保利明九段

2020年度第70回は2回戦で木村一基王位

2021度第71回は2回戦で深浦康市九段

に敗れて敗退していましたけど、今年の行方は?

 

3月12日には、八代弥七段との準決勝、19日に決勝が放送予定ですが、この両日とも、予定があってライブ放映は見ること出来ない💦残念💦

結果を知ってから録画を見ることになるでしょう。今からとても楽しみです。

 

ところで、NHK杯、永瀬王座対佐々木勇気七段戦も大熱戦でしたね~~!

さらに菅井竜也八段対八代弥七段も大熱戦、両対局とも力入りましたよ~。

日曜と言うと見てしまう。明日は糸谷八段対広瀬八段戦ですね。どちらが勝ちあがってきて、佐々木勇気先生と戦うのでしょうか?目が離せません!!

 

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今日は王将戦第5局が、島根県『さんべ荘』で進行中。

現在41手まで進んでいます。藤井竜王が120分長考後に指した41手目、四5桂に、羽生九段が60分以上の長考中。

 

 

明日はどう決着するのでしょうか。見守ります。