19:14、藤井王位棋聖が100手で勝利し、タイトル初防衛を果たしました!!!
3連勝での防衛によって、18歳11カ月最年少でのタイトル防衛、最年少9段昇段も果たしてしまいました。ホントにまったく素晴らしい。
沢山の記録を塗り変えてきたけれど、さらにその数を増やしたのでした。
対戦会場が沼津市。この日は前日から大雨情報が出されていて、朝のニュースでも沼津市内冠水と伝えていたので、もしかしたら対局も延期されるのでは、とも感じたのですが。。御用邸が建てられるくらいだから、高台の安全な場所なのかなとも思い、Abemaへ行ったら、まあ、予定通りに開始されてました。
でも熱海の土石流のニュースが流れるなど、心配な状態でしたね。対局中はニュースが耳に入らないようになっているのでしょうか。
100手目、後手藤井二冠の3六桂に、渡辺名人が投了。
途中までずっと55%:45%位で藤井二冠に若干振れていた形勢の針が、途中逆転して30%:70%位まで渡辺名人の方へ傾いてきていました。
やっぱり渡辺先生はストレート負けは許さないのだろうなぁ、と素人は思っていたのですが。。。
最終盤2ニ角で金と取ったとたんに針が逆転。そのまま押し切っての勝利。
終局後のインタビュー:
『ずっと苦しいのかなと思っていました。後手7一飛(96手目)と引いて自玉が詰まされなければ勝てると思っていました。自分としては、ぶつかっていくという気持ちで指すことが出来ました。将棋界には、タイトルを獲って防衛して一人前、という言葉がありますので、結果を出せて良かったです。9段は最高位ですので光栄なことです。』
その7一飛のすごさは、いち早くアップしてくださった、こちらのアユム様の素晴らしい解説で!
その後の感想戦もたっぷりと20:15過ぎまで約1時間続きました。渡辺先生はいつものように通る声で、しきりとお話していました。
『飛車はぬるいか~』『なんか受けに回り過ぎたかな』『4ニ桂か~』『まあ、それを長考してるんじゃ、おかしいんですけど、こっちも』『7五角とか生じているようじゃ負けですかね。』『やっぱり切って行ったのが悪手ですかね』『そうか~』『5七銀くらいが相場ですかね。』『ちょっと分かんないなぁ』
こうやって、次戦に備えるんですね。藤井二冠もにこやかに応じていて。
感想戦っていいですよね。
21:10から始まった、タイトル初防衛後の記者会見:
今日は瀬戸市の自宅へ無事に帰れたでしょうか。
産経新聞社からまた色紙など書かされたり、インタビュー受けたりされているのかな。
週明け火曜日には大切な順位戦、久保九段戦が控えているので、あんまり引き止めないで早く解放してあげてくださいね。今や将棋界を背負って立つ一人なので、そうもいかないのは分かりますが。
翌日の記者会見ダイジェストを追加しました: